〜次の日〜
優
あ、来た来た
長尾謙杜
……、どうも
優
よし、今日は長尾くんが私に質問して
長尾謙杜
、、じゃあ名前は?
優
星野優
長尾謙杜
誕生日は?
優
7月3日
この後も色んな質問をした
でも一つだけ、嫌な顔をして答えた物があった
長尾謙杜
好きな物は?
優
…ハイチュウ
長尾謙杜
だからいつもハイチュウを持ってるのか
優
納得するな
優
美味しいんだけど問題点があって
長尾謙杜
問題点?
優
そ。私を眠たくさせる
長尾謙杜
………
「問題点があるなら食べるなよ」
と、思ってしまった。
なんの変哲もない
何気ない会話だった
長尾くんが来るようになって一週間
お近づきの印に私はハイチュウをあげた
優
はい、これあげる
長尾謙杜
え、ありがと
優
どう?美味でしょ?
長尾謙杜
うん。ハイチュウって感じ
優
長尾くんにはこの美味しさがわからないか
長尾謙杜
うん。
酷いこと言われた
こやつ、最低にもレベルがあるって知ってるか?
最高で10だとしたら
今の言動8よ?
と、言葉にしようと口を動かし始めた時
優
ふぁ〜🥱
急に眠気を感じた
優
眠い
長尾謙杜
寝れば?
優
起こしてくれるなら寝るわ
長尾謙杜
あ、前言撤回
優
は、受け付けません
優
じゃ、おやすみ
優
💤
長尾謙杜
嘘でしょ、、、
長尾謙杜
まぁ……
長尾謙杜
おやすみ。
寝ようとしていて
目は閉じてたから
顔は分からないけど
とっても優しくて
心地の良い声だった