テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
このヴァルローゼ国で、今尚、語り継がれている一人の姫と青年のお話。
青年は王女が生涯を終えるその時まで、彼女の騎士であり続けた。
そして、王女も、他国へと嫁ぐこともなく、ヴァルローゼ国の王女であり続けたのである。
身分差があった為、思い合っていても、結ばれることはなかったが、王女と青年は互いに側に居られるだけで、幸せであった。
アディ
オレンジ色の髪をした老いた男アディは、白い箱の中に入れられたシェラの遺骨を見つめながらそう呟いた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!