お前とは"友達"だから

―nj side

ほそがはあの日から学校に来なくなった。

精神的に追い詰められてしまったのだろう

あいつは死のうとしてるのか。

あいつが学校に来なくなってから電話やカトクも一切来なくなった

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

インターホンを押してほそがが来るのを待つ。

様子を見に来ただけなのにどきどきする。

そう言って玄関を開けたほそがは

前の面影がなくなりげっそり痩せていた。

弱々しい声と痩せた体。

俺はフラフラしているほそがをただ見守るしかなかった

俺は頭がこんがらがった。

退学？

あのほそがが？

こいつ、嘘ついてるな

本当は精神的に追い詰められてたんだろ

勉強の事か？それとも

俺の事なのか？

そう言って目を泳がせるほそが

明らかに動揺している

そう言ってほそがは過去を話し始めた

某日

俺は授業の内容が分からなくなって机に突っ伏していた

休み時間になるとほとんど寝る事が多くなった

寝ようとした時△△さんに声を掛けられ眠気が一気に吹き飛んだ

放課後

△△さんが言ったと思ったら△△さんの目付きが急に鋭くなった

キモイって思ってるらしいよw

そう言って△△さんは屋上で俺の事を殴ったり蹴ったりいじめのような事を散々された

キッモww

それから俺はなむじゅなや先生が見えない所でいじめを受けるようになった

△△さんは交友関係が広い事を利用して俺が虐められるように仕向けたんだろう。

それから俺は学校に来る事が嫌になり退学した

俺はほそががいじめを受けている事を知らなかった

確かによくガーゼやら包帯やら怪我をすることがあったが……

そういう事だったのか

俺は名前を呼んで抱き締めた。

少しぐらいは安心して欲しい、役に立たなくてもいいから

お前には笑顔でいて欲しいんだ

そう言って俺はまたほそがを抱き締めた。