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フォロー失礼します!
タグ変えてください
フォロー失礼しますm(_ _)m
夏休みがもう終わりそう...()
緊急事態宣言出てるし 延長されるよね!? ね!?
と、まあ、そんなことはおいといて
さとりーぬ
付き合ってる設定
どぞ
𝑅.
どうも皆さん
始まってすぐで申し訳ありませんが
りいぬ、やらかしました
𝑅.
しょんぼりーぬ...
さとちゃんがここ1週間
とても忙しそうで
多分
体に負荷をかけまくりな
無茶をして働いているので
消化にいい
うどんでも作ってあげようと思い
今から帰る、と
メッセージが届いた
いまさっき
お湯を沸騰させたんですけども、ね
さとちゃん、
すごく搔き卵好きなんですよ
やっぱ頑張ってるし
好きなものくらい
食べてほしいじゃん?
だから
入れてあげようと、冷蔵庫を見ると
卵がね
0個という
𝑅.
なにやってんだか...
𝑅.
最終手段だ...
𝑅.
さとちゃんが帰ってくるまで
およそ10分
コンビニまで徒歩5分半ほど
𝑅.
𝑅.
𝑅.
そんなわけで
夜の8時という
めちゃくちゃ微妙な時間に
財布と家の鍵だけを持ち
コンビニに走ることになりました
𝑅.
息切れをしながら
家のドアを開ける
𝑅.
玄関には
さとちゃんの靴が
間に合わなかったか...
𝑅.
𝑅.
そう言いながら
リビングのドアを開けると
𝑆.
なんだか、怒ったような 怒ってないような彼氏
𝑅.
𝑆.
言ってることは 怒ってる時の言葉なのに
なんだか覇気がない
𝑆.
𝑆.
少しふらふらしたような足取りで
壁に寄りかかる
さっきから俯いてたせいで 見えなかった目元が
尋常じゃないくらいに 黒いことに気づいて
𝑅.
心配になって聞く
𝑆.
𝑅.
𝑆.
𝑆.
吐き捨てるように叫ぶ彼
𝑅.
𝑆.
肩を軽く押されて
そんなに強く押されてないのに
予想外だったことと
滑りやすい靴下を履いていたせいで
つるっ、と
バランスを崩して
尻もちをついてしまう
それと同時に
右手に持っていたビニール袋から
なにかが割れる音がする
𝑅.
尻もちをついたのは それなりに痛かったが
それよりも
卵が全滅してないか
袋の中を確認する
幸いにも
割れたのは2個だけ
他は無事だった
ひとまず安心して
と
なにかが倒れるような音が前からした
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑅.
目の前で彼氏が倒れた
𝑅.
慌てて駆け寄って
彼を揺する
𝑅.
𝑅.
𝑆.
良かった
意識はあるみたい
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑆.
𝑆.
𝑆.
𝑆.
𝑅.
𝑅.
早く寝なよって
声をかけてはいたけど
多分、彼には聞こえて いなかったんだろう
真剣になると1週間寝ない、 なんて無茶をざらにする人だから
𝑆.
𝑆.
𝑆.
𝑆.
お前は死ぬ気か...?
死ぬ気なのか...?
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑆.
𝑆.
こいつは...
𝑅.
𝑅.
𝑅.
𝑆.
𝑅.
𝑅.
𝑆.
よろよろと立ち上がる彼を 横から支えながら
寝室へと歩く
彼を寝室に送って
ベッドに寝転んで3秒ほどで寝た彼を起こさないように
そろりそろりと扉を閉め
床に置かれたままの
ビニール袋を拾って
冷蔵庫へと持っていく
すぐにご飯は食べられないだろうから
とりあえず
沸かしておいたお湯を
流しに捨てて
買ってきた卵を
冷蔵庫にしまう
𝑅.
さとちゃんが起きてきたら
お粥を作ろう
ああ、そういえばお米は足りてたかな
冷凍庫を覗くと
ラップに包まれた
凍ったお米の塊がひとつ
お米も炊かなきゃな
炊飯器は使わずに
大きな鍋で
お米を炊く準備をする
お米を研ぎながら
ここ1週間の彼の様子を思い出す
言われてみれば
必要最低限以外は
部屋から出てこなかったし
寝る時も
寝室の隣のさとちゃんの部屋から
ずっとキーボードの音が聞こえてた
𝑅.
手をふいに止めて
小さいところまで反省してみると
𝑅.
忙しいみたいだ、
で済ませていた
彼は無理を平気でする人ってことを
知ってるわりには
気をつけてなかったかも...
悶々としながら
お米を炊く
鍋を火にかけて
タイマーをかけようと思って
やめた
タイマーの音で彼が起きてしまうかも
壁掛けの時計をじっと見ながら
ぼーっと考える
これからは12時には 寝てもらわないとだな
そういえばお風呂の時間も 短かった気がする
ん
あれ
そういえばご飯食べにリビング来た時
棚、漁ってたっけ
あ
まさか
思いついたことが薄々 事実なのを感じながら
棚を勢いよく開ける
𝑅.
頭痛薬なくなってるぅ〜
しかもちょうどピッタリ5日分〜
あいつはなんでこうゆうところだけ ずる賢いんだよ...
𝑅.
絶対、体調悪い時に 作業しても効率悪いって...
𝑅.
お米を炊き終わって
どうせ頭痛薬飲んでんだから
熱もあるんだろう、ということで
濡らしたタオルと
水を入れた桶と
風邪薬
体温計、
保温ポットに
コップ2つを持って
寝室へと向かう
彼を起こさないように
静かに扉を閉めて
床に諸々を置く
彼のおでこにそっと触れると
思ったよりも暖かくて
体温を測らなくても
熱があるんだろうな、とわかる
ぎゅぅーっとタオルをしぼり
彼におでこにそっと乗せる
コップにホットレモンを注いで
音を立てないように静かに飲む
多分、あと10時間は起きないだろう
彼が起きたら
なにを言おうかな
さっきのことは気にしないで、とか
無理しすぎだバカ、とか
まあ、言いたいことは山ほどある
彼は起きたら第一声に多分
倒れる直前に
俺に強く言ったことと 俺を押したことを謝るんだろう
それなら
無理のしすぎは良くないけど
頑張ったんだろうし
まずは怒るんじゃなくて
褒めてあげようかな
少し嬉しそうに笑う 彼の顔を思い浮かべて
自然に口角が上がる
がさり、と
彼が寝返りをうち、
ベッドから右手がはみ出す
それを戻してあげながら
あくびをする
彼の頭を撫でて
𝑅.
クッションを抱きしめて
壁に寄りかかる
今は夜の10時
よく寝れるだろう
今日もお疲れ様
はやく元気になってね
意識が落ちる前の脳裏に
彼の寝顔がよぎった
長くなっちゃったてへぺろ
人間って何時間まで 起きてられるんでしょうね
後日
体調が治ってから
夜通し作業をしようとしたら
莉犬くんに強制的にベッドに運ばれたさとみくんでした