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コメント
1件
最高でした✨次も楽しみ
ガラス
雨斗
ガラス
ガラス
雨斗
ガラス
イフ
7月後半。 夏の長期休み初日。
俺は、前日までにまとめいておいた荷物を 持った。
イフ
村に帰るということは 魔族と対戦するということだ。 命の保証はどこにもない。
だが、とっくの昔に腹をくくっている。 今さら死ぬのが怖いなどは思わない。
イフ
俺は自分の部屋から出た。
寮の廊下にでると、たまたま隣の部屋の扉が開いた。
ガチャ
俺の隣の部屋はこの国の王子、そう。 ナイコの部屋だ。
ナイコ
イフ
ナイコ
ナイコは俺の事情を知っている数少ない人だ。 だからこそ、俺が自分の村に帰ることに驚いていた。
ナイコ
イフ
イフ
ナイコ
イフ
イフ
イフ
ナイコ
ナイコが珍しく涙目になっていた。 俺が死ぬかもしれないのが怖いのだろう。
イフ
イフ
そう言いながらナイコを抱きしめる。 昔からナイコは自分の周りの人がいなくなる経験をしている。 なおさら怖いのだろう。
イフ
ナイコ
村から一人で逃げてきた俺は たまたま北の方に偵察にきていた、王族に救われた。
その時に一番に手を差し出してくれたのがナイコだった。
ナイコに救われたこの命であの村を絶対に取り戻す。 村を取り戻せすために命を繋いでもらったも同然だ。
イフ
ナイコ
振り返るとナイコは笑顔で俺に手を振ってくれていた。
ナイコ
俺は寮の出口へ向かった。
学園の門にはすでにホトケがいた。
イフ
ホトケ
ホトケ
イフ
ホトケがいつもどうりのテンションで俺に話しかけてくるおかげで、 自然に緊張がとける。
ホトケは髪を高い位置でひとつに結び、 白色のマントを羽織っていた。
イフ
イフ
ホトケ
ホトケ
イフ
ポニテで理性を狂わせられそうになったが、 ギリギリのところで我にかえる。 性癖というものは恐ろしい。
ホトケ
イフ
俺らは肩を並べ、学園の門を通った。
学園の外は他にも実家へ帰る生徒がちらほらいた。
ホトケ
ホトケ
ホトケが慣れた手付きで地図を広げながら言う。
イフ
出発の数週間前にホトケが旅路を 決めるは任せろと何回も言うものだから、 仕方なく決めてもらったがちゃんと計画を立ててくれたようだ。
正直、心配だったが ちゃんと決めてくれててよかった…。
ホトケ
イフ
ガラス
汽車に揺られながら外の景色をながめる。
ホトケはいつもより早めに起きたそうなので 眠たく、爆睡中だ。
ホトケ
汽車に乗って数時間たったが俺はまだ寝れなかった。 緊張していたからだ。
もし、村を取り戻せなかったら?
もし、魔族に負けてしまったら?
もし…
もし、死んだら?
きっとナイコが俺の墓に文句を言ってくるだろう。
昔だって死にかけたことはあった。 でも死んだことはない。 とっくに覚悟を決めたはずだった。
本当はとても怖い。
怖いんだ。
額から汗が落ちてき、手が震え始めた。
イフ
そう言葉を発した時、肩にホトケの頭があたった。
ホトケ
イフ
突然のことで少しびっくりしが、そのおかげでさっきまであった モヤモヤした心がきえていた。
イフ
いつのまにか、俺の口から笑みがこぼれていた。