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朝6時半

幸美

もしもし~!

…何…

幸美

起きて!

…やだ…

幸美

もー…

幸美

モーニングコールしてって言ったの誰ですか~

…知らない…

幸美

もー!

幸美

早く起きて!

…だからやだって言ってんじゃん…

幸美

今日家呼ばないよ?

幸美

(これはだいぶ嫌な条件だと思うんだけどな…)

…別にいいよ…

幸美

え?!

…うるっさい…

幸美

(ならば…)

幸美

もうチューしないからね!

…ぇ~…

幸美

(やった笑)

嫌な時に声が小さくなるのは雫の癖だ

…今からウチ来て…

幸美

いや、学校行かないと

別にいいじゃん…

先生になってから頑張り過ぎだしさ…

幸美

でも後で会えるじゃん

……できないじゃん…

幸美

え?

幸美

なんて?

…学校で……できないじゃん

幸美

もっとちゃんと言って?

学校でイチャイチャできないじゃん…

幸美

え?!

だから、うるさいってば

これ電話だよ?

もっと声の調節して

幸美

目、覚めたね!

ハイハイ、起きましたよ

ねぇ~早くウチ来て

幸美

今日は甘えん坊の日?

知らないよ

幸美

ふふ笑

ねえ、早く~

幸美

えーでもさー…

生徒の要望聞いてよ!

幸美

生徒の要望は聞くつもりないかな~

はぁ?

幸美

彼女の要望は聞くよ?

私、彼女じゃん

幸美

えー?

幸美

でも今

幸美

「生徒の要望聞いて」

幸美

って言ったよね?

幸美

"生徒の"って

幸美

ちゃんとさ?

そーゆうとこ嫌い

幸美

え…

今の私の言葉

訂正してほしいなら

ちゃんと要望聞いて

幸美

…はい…

偉いね~笑

はい、じゃあ今すぐウチ来て

幸美

…でも…

学校と彼女、

どっちが大事なの?…

とても不安そうに言ってくるこの声は何があっても逆らえないのが私

雫はきっとそれが分かっているんだろう

ねえ…

答えて?

幸美

それはもちろん…

幸美

雫だけど…

よし!じゃあ今すぐウチに来て下さい!

待ってるからね~!

ブチッ

幸美

あ!ちょっと…

ピンポーン

朝7時

はーい

ガチャ

制服を来た笑顔の彼女が出てくる

あ、幸美~!

幸美

え、ちょっと

雫は勢い良く抱きついてきた

うふふ笑

落ち着くな~笑

幸美

ちょっと待って

幸美

ここ外だから

幸美

せめて中で…

場所とか気にしなくてもよくない?

幸美

いや、寒いし

んー

しょうがないな~

そう言うと雫は離れ、私の手を引き、家に入る

そして暖かいリビングに入る

よし、ここなら暖かいでしょ?

そう言い、また抱きついてくる

幸美

ごめん、待って

ねえ~

なんでさっきから冷たいの?

幸美

いや、訂正してよ!

へ?

幸美

もしかして忘れてるの?

あ、「嫌い」って言ったこと?

幸美

うん

もう訂正したよ?

幸美

言ってないじゃん!

いや、フツーは嫌いな人に抱きつかないよね?

でも私は先生に抱きついたよ?

幸美

ここでは名前で呼んでよ

ふふ笑わがままだな~笑

幸美

もう…

愛してるよ?

私の幸美さん

私は明らかに今顔が赤くなってるはず

それを見たのか雫は小悪魔のような顔になり、私に近づいてくる

幸美

な、なに?!

うふふ笑

何もないよ笑

幸美

なんなのよ笑もう…

なんてね

幸美

え?

ドン!

この音と共に私はふかふかのベッドに包まれた

雫は私の上に覆い被さるような状態になっている

幸美

な、何やってんの…///

何照れてんの?笑

幸美

照れてない!///

照れてんじゃん笑

幸美

と、というか制服シワになっちゃうよ!

いいよ別に、後で脱ぐし…

幸美

……///

あ、何にも言わないんだ?笑

もう私に全部委ねる気だったんだね~笑

幸美

う、うるさい…

可愛いね

さすが私の彼女…

チュ…

幸美

ん…

ふふ笑ホント可愛い笑

幸美

……かい…

なんて?

幸美

短い…

え~?

学校行かなくていいの~?

幸美

……

さっき学校行かないとって言ってたのはどこへやら…

幸美

……

遅刻していいんだね?

私は静かに頷いた

素直でよろしい!

そう言い、私の頭を撫でた

その時、7時25分に針が動いた

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