岩手の出張から帰り、悟達も星奬体の任務から帰った
その後、私は悲報を耳にした
星奬体の任務が失敗して、傑が、 非術師を殺したということだった
悟
悟
硝子
ガラガラ
白
悟
白
正直元好きな人が目の前で死んで、 心を病んでいた、だけど
うちまでそんな顔して行ったら、 悟達悲しむかなって思った
白
硝子
悟
白
悟
白
硝子
白
どうしても放っておくなんて出来なかった、 同情とかそういうのでは無い
今から話さなければならないことがあったから 放っておくなんて出来なかった、
ガラガラ
白
夜蛾
夜蛾
硝子
悟
白
本当は言いたくないこんなこと
だけど、自分が決めたこと
白
白
悟
硝子
哀しげな顔でせんせーは言った
驚いた、頭が追いつかなかった 次から次に悪いことが起こる、
悟
白
白
色々?何それいつまで曖昧なんだよ 今は揶いなんて通用しない、
悟
悟
白
ドンッ
勢い余って胸倉掴むとか、さいてーだな
白
悟
白
悟
白
悟
イライラして、せんせーの胸倉を掴んだまま 押し飛ばした
そういえばせんせーに触れたの初めてかも こんなに悲しい顔をしているのに
俺はなんてことはしてしまったんだ、
ガラガラ
バタン!
白
白
白
硝子
こんな気持ちにさせてしまったのも 俺は知らない
硝子
悟
硝子
悟
硝子
ガラガラ
白
硝子
バタン
悟
白
悟
悟
白
悟
悟
白
白
そんな事言ってるけど心の中は どう思ってるのか、俺は分からない
悟
白
悟
悟
白
悟
恥ずかしいなんて理由で今まで言ってこなかったけど、
案外その言葉は心の中にすっと入っていった
白
白
悟
せんせーの温もりを感じる せんせーの鼓動が早くなるのが分かる
白
悟
白
せんせーの顔を下から覗く 初めて見た顔、顔が赤く染っている
悟
悟の温もりを感じる いつも上に居る悟の頭が下にいる不思議
悟
悟
白
悟
悟の手が口を覆う
本人の名前が本人によって遮られる
悟
悟
悟
白
悟
先生と生徒逆転したみたいな気持ち、
悟
宝石の様な眼、
悟の青い眼がほんの近くにある
悟の大きな手が頭の後ろにまわる
白
白
悟
白
白
悟
白
悟の唇が近くによる
白
唇が重なった、
暖かくて、甘い飴の味がした
悟
白
悟
白
悟
こんなに動揺してるせんせーは 初めて見た
率直に可愛いと思った
悟
白
白
悟
白
悟
白
悟
悟
白
白
悟
白
悟
もう曖昧なことは言わせない
またねなんて言わせない
白
白
悟
せんせーは弄ぶように言った
白
せんせーの華奢で小さな手が 頭を撫でた
悟
白
そう言って手を振って保健室を出た
悟
せんせーと会う最後の学校の日
白
悲しいというか寂しいというかそんな声 でせんせーは言った
硝子
悟
硝子
悟
白
最後はやっぱりせんせーっぽいこと言うんだな って思った
硝子
白
事務職なんてせんせーに似合うわけないだろ なんて思った
硝子
白
悟
会うじゃなくて会いたいと思った
白
白
悟
白
少し涙ぐんだような目、少し掠れた声で言った
夜蛾
白
やっぱり子供っぽかった
夜蛾
白
白
悟
硝子
悟
まだ別れたくなかった
白
唇を重ねた
前と同じ甘い飴の味がした
白
悟
白
白
悟
悲しそうな顔を見るのが辛かった
白
硝子
悟
軽くせんせーの頭を撫でた
どうもせんせーが可愛く思えた
白
白
白
悟
硝子
元気にそう言ってせんせーと夜蛾センは 教室を出た
横を通ったせんせーは前と同じ 甘ったるい飴の匂いがした
12年後
歩道を歩いていた時
ある女の人とすれ違った
その人からは甘ったるい飴の匂いがした
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