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愛 別 離 苦 。

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愛 別 離 苦 。

7 - さ よ な ら

♥

27

2025年04月24日

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岩手の出張から帰り、悟達も星奬体の任務から帰った

その後、私は悲報を耳にした

星奬体の任務が失敗して、傑が、 非術師を殺したということだった

彼奴まだかよ

硝子

さぁね

ガラガラ

たっだいま~

…、

雰囲気最悪ってこと?

正直元好きな人が目の前で死んで、 心を病んでいた、だけど

うちまでそんな顔して行ったら、 悟達悲しむかなって思った

悲しい、よね、

硝子

そうだろうね~

はぁ…、

溜息とか悟らしくないじゃん

顔死んでるよ?笑、

硝子

ほっといっていいよ

どうしても放っておくなんて出来なかった、 同情とかそういうのでは無い

今から話さなければならないことがあったから 放っておくなんて出来なかった、

ガラガラ

ッ…、夜蛾セン、

夜蛾

こんな時に申し訳ないが

夜蛾

悟、硝子、伝えることがある

硝子

なに?

…ん?

うちからなんだけど~

本当は言いたくないこんなこと

だけど、自分が決めたこと

うち、教員辞めることになった

うち、教員辞めることになった

は?、

硝子

え?

哀しげな顔でせんせーは言った

驚いた、頭が追いつかなかった 次から次に悪いことが起こる、

な、んで

う~ん、色々?

笑)なに?寂しいの?

色々?何それいつまで曖昧なんだよ 今は揶いなんて通用しない、

どうゆう事だよ

色々?意味わかんねぇ

…、

ドンッ

勢い余って胸倉掴むとか、さいてーだな

笑、)なになに?

なんでそんなにヘラヘラしてんだよ!!

ハハッ、ごめんって、

巫山戯んなよ!!

そんなに怒らないでよ~、

チッ

イライラして、せんせーの胸倉を掴んだまま 押し飛ばした

そういえばせんせーに触れたの初めてかも こんなに悲しい顔をしているのに

俺はなんてことはしてしまったんだ、

ガラガラ

バタン!

あぁ~、怒らせちゃったな~

うちも悲しいってば、…

ッ、う"っ、泣

硝子

せんせー、、

こんな気持ちにさせてしまったのも 俺は知らない

硝子

で、そっから話してないと、

うん、

硝子

話したいのか?

ま、まぁ

硝子

じゃあ~

ガラガラ

あ、悟、

硝子

んじゃ、バイバーイ

バタン

彼奴やりやがったな…、

…、

ごめん

え、?

いや、

色々言ってごめん、

笑)大丈夫に決まってんじゃん

白せんせーだぞ!

そんな事言ってるけど心の中は どう思ってるのか、俺は分からない

え、おもんない?

俺、せんせーの事好きだよ

、は?

好きだよ

恥ずかしいなんて理由で今まで言ってこなかったけど、

案外その言葉は心の中にすっと入っていった

それって、

え、あ、ちょっと、

はぁ、~

せんせーの温もりを感じる せんせーの鼓動が早くなるのが分かる

な、何してんの

疲れた

う、うん

せんせーの顔を下から覗く 初めて見た顔、顔が赤く染っている

ハハッ、

悟の温もりを感じる いつも上に居る悟の頭が下にいる不思議

ハハッ

俺はさ、

さと、

俺が話してる

悟の手が口を覆う

本人の名前が本人によって遮られる

可愛いし、優しいし

ちょっと不器用で

絵下手で、頭悪い

いや、最後の悪口

黙ってろー

先生と生徒逆転したみたいな気持ち、

何もかも好き

宝石の様な眼、

悟の青い眼がほんの近くにある

悟の大きな手が頭の後ろにまわる

ん、

んぅ、

っ、ん

おま、え

やめッ、

もう1回やろうか?

ッ…、

悟の唇が近くによる

やめろ!

唇が重なった、

暖かくて、甘い飴の味がした

飴、また食べてるんだ

う、うん

嫌いになった?

な!わけ、

笑)良かった

こんなに動揺してるせんせーは 初めて見た

率直に可愛いと思った

俺のこと好きになってよ、

馬鹿だね、

笑)うちの何処がいいんだよ

馬鹿?せんせーがじゃない

なっ!失礼な!

何処って全部だよ?

どこで覚えたんだよそんなこと

さぁね?

だからさ、教師辞めるとか、…

ごめんけどそれは出来ない

辞めるの取り消し~なんてできないよ

なんで、なんでだよ!

また逢えたらね

それ何時だよ!

もう曖昧なことは言わせない

またねなんて言わせない

わかんない

好きなら運命の赤い糸で結ばれてるんじゃな~い?

なんだよそれ、

せんせーは弄ぶように言った

まぁそういうことだから

せんせーの華奢で小さな手が 頭を撫でた

っなんだよ

じゃあね

そう言って手を振って保健室を出た

ッ、なんだよ、…

せんせーと会う最後の学校の日

最後だね

悲しいというか寂しいというかそんな声 でせんせーは言った

硝子

そうだね~

だな

硝子

あれ悟はもう諦めたの?

なわけねーだろ

笑)どんな会話してんだよ

最後はやっぱりせんせーっぽいこと言うんだな って思った

硝子

呪術師やめたら何するんですか?

事務職するよ~

事務職なんてせんせーに似合うわけないだろ なんて思った

硝子

また会えます?

ん~どうかな~

会うだろ

会うじゃなくて会いたいと思った

笑)凄い自信だね

またいつかね

絶対な

うん、絶対ね、

少し涙ぐんだような目、少し掠れた声で言った

夜蛾

白時間だ

え~早くな~い?

やっぱり子供っぽかった

夜蛾

時間は時間だ

はいはい

じゃあね!みんな!

じゃあな!

硝子

じゃあ!

白!

まだ別れたくなかった

ん?

唇を重ねた

前と同じ甘い飴の味がした

んッ、…

ん、

ッは、

急に何してんだよ、

悲しそうな顔すんなよ

悲しそうな顔を見るのが辛かった

ッ、ごめん

硝子

何見せられてんだ、

じゃあな

軽くせんせーの頭を撫でた

どうもせんせーが可愛く思えた

あ、ちょっと!

もう!

じゃあね!!

おう!

硝子

じゃあね~!

元気にそう言ってせんせーと夜蛾センは 教室を出た

横を通ったせんせーは前と同じ 甘ったるい飴の匂いがした

12年後

歩道を歩いていた時

ある女の人とすれ違った

その人からは甘ったるい飴の匂いがした

?END¿

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