だいご…
なんでだいごが…
大吾
大吾
だいごは優しかった
そして私の手をひいた
冷たくて固かった身体は 握られた瞬間暖かくなった
大吾に手を引かれて 寒い道をあるってった
チラチラと私を見る視線を感じる
そりゃそうだ
こんな汚い私がイケメンな俳優さんと一緒に居るなんて
このボロ着は だいごが初主演映画で着ていたものだ
だいごは周りの目なんて気にせず
私の手を握ってくれる
大吾
1歩先を歩ってるだいごが 後ろを振り返って微笑む
その時に見える八重歯が可愛い
まい
そういうとだいごは にっこり笑った
道の脇の枯れ木が寂しいそうに している
大吾
私は首を振った
だいごは自分が着てた上着を 羽織ってくれた
大吾
背の低い私の顔を 覗き込むように言った。
私は少し恥ずかしくなった
私はすこしばかり誇らしかった
私とだいごは手を握って まるで恋人同士みたいに
彼の家に向かってるのだ
コメント
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大吾優しい☺