りうら
りうらがドアノブに手をかけようとした時…
悠佑
悠佑
りうらの手は止まった。
悠佑
りうらは呆然とそこに立ち尽くしていた。
こんなあにきの声は聞いた事がなかった。こんな…とろけるような、甘い声は
りうらは震えていた。そこから一歩も動かずに、ただ震えていた。
でも、二人の声はりうらの耳に入り続けた。
if
悠佑
if
if
if
全てが
終わった
分かっていた。声を聞く前からうすうす感じてはいた。でも、認められなかった。認めたくなかった。
りうら
ダッ
りうらは走った。どこに?分からない。ただこの場から離れたかった。
ダッダッダッ
りうらは走った。ただ、走った。
りうら
りうら
りうら
覚悟はしていた…と思う。 あの二人は凄くお似合いだと、りうらは分かっていた。
笑いあって、支え合っていた。みんなの前でイチャつくバカップルのようにも見える存在だった。
でも、やっぱり嫌だ……
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
なんで?どうして?ずっと好きだったのに…ずっと…
ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと
あにき…あにき…なんで、まろなんかに…
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
俺のほうがアニキの事好きだよ?なんで?まろなんかより俺のほうが…良いのに…
ずっとそばに居れるのに。 悲しい思いなんてさせないのに。
りうら
ガチャ
ずるるる……
りうら
りうらは扉を勢いよく開け、バタン!!と閉め、扉に背を付けてずるずると滑り落ちていった。
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
数十分程俯いて座っていた。
りうら
フラフラと立ち上がり、よろよろとベットまで足を運んだ。
バサッ
りうらはベットに倒れた
りうら
そしてスヤスヤと寝息をたてるのだった。
りうら
悠佑
りうら
悠佑
if
悠佑
りうら
if
悠佑
りうら
りうら
悠佑
if
りうら
if
悠佑
りうら
りうら
悠佑
悠佑
if
悠佑
りうら
りうら
悠佑
悠佑
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
コメント
12件
はい無事死亡!