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〜心理の空間〜
心(こころ)
『心理の守護人』である心。
心は、心の中に 彼の『シンリ』が居た。
心(しん)
心(こころ)
心(しん)
心(しん)の見た目。 [はりねず版男子メーカーより]
──────。
心(しん)
心(こころ)
心(しん)
心(こころ)
心(こころ)
心(しん)
心(こころ)
〜過去〜 心の家。
心(こころ)
母
父
心(こころ)
俺がまだ少年だった頃。
家族と居るのが 『当たり前』だと思っていた。
お母さんは、優しく笑ってくれる。 お父さんは、優しく教えてくれる。
そして俺は、そんな二人の子だ。
でも、知らなかった。
『いつも居る存在』が 『急に奪われる』と……。
こんなにも 『心が狂う』なんて……。
心(こころ)
心(こころ)
この日、帰ってきた俺は 倒れている両親を見つけた。
揺り起こしても、叫んでも、 二人は起きなかった。
よくよく見てみると 何かをえぐり取られたかのような 酷い傷だった。
心(こころ)
暫く、その二人を 信じられない思いで見ていると、 一人の男が現れた。
暗殺者
暗殺者
心(こころ)
暗殺者
暗殺者
心(こころ)
この時の俺は 『心理の守護人』と言う言葉を 初めて聞いた。
男の口調、男の態度、 そこから、俺は考えた。
心(こころ)
心(こころ)
心(こころ)
暗殺者
心(こころ)
心(こころ)
暗殺者
暗殺者
暗殺者
暗殺者
心(こころ)
心(こころ)
暗殺者
心(こころ)
心(こころ)
心(こころ)
心(こころ)
心(こころ)
心の身体に少し 『バグ』のようなモノが出てくる。
心(こころ)
心(こころ)
心(こころ)
デジタル電子機器のように 壊れてしまった俺は 『シンリ』が芽生えた。
心(しん)
この時に生まれたのが 『シンリの心(しん)』だった。
心(しん)
心(しん)
心(しん)
暗殺者
心(しん)
心(しん)
心(しん)の目に モザイクのようなモノがかかる。
その瞬間……。 暗殺者は、姿を消してしまった。
心(こころ)
俺は元に戻った。
その後、膝を崩した。 そして泣き叫んだ。
心(こころ)
心(こころ)
心(こころ)
心(こころ)
心(こころ)
心(こころ)
悔しいほど涙が出た。
悔しいほど泣いて叫んだ。
俺は……。 こんな悲しみを心に打ち付けて この後、どうすればいいんだろう?
そう、考えていた。
心(こころ)
一人になってから かれこれ二年後に、運命が変わった。
記憶(メモリア)
心(こころ)
心(こころ)
現れたのは 俺より年下っぽい男の子だった。
記憶(メモリア)
記憶(メモリア)
心(こころ)
記憶(メモリア)
記憶(メモリア)
記憶君は、俺の手を握ると ふわりと、どこかへ行った。
聞こえてくる 俺の『心理』の声。
何故か見える お母さんとお父さんの心。
『一人じゃない』 と言う事を 記憶君から教えてもらった。
記憶(メモリア)
そう言って記憶君は 俺を『心理の空間』に連れてきた。
心(こころ)
記憶(メモリア)
記憶(メモリア)
記憶(メモリア)
記憶君は俺の胸元に 指をトンっと優しく置いた。
記憶(メモリア)
心(こころ)
これが 俺の過去、かつ、 『心理の守護人』の始まりのきっかけ であった。
〜現在〜 心理の空間。
心(こころ)
心(しん)
心(こころ)
心(しん)
心(こころ)
心(こころ)
心(こころ)
心(こころ)
心(こころ)
空間の中で その声だけが響いた。
〜心の過去〜 【終了】