リク
本当は
リク
大星さんのこと
リク
もう好きじゃないとか
ほの
そんな、ことは...
リク
だって昨日も
リク
好きって言えてなかったし
リク
ずっとしんどそう
ほの
けど待たなきゃ
リク
待ったところで
リク
待ったほどの価値があること
リク
大星さんがしてくれるんですかね
ほの
そんなのわかんないじゃん
ほの
うちらのことわかりもしないのに
ほの
否定ばっかりしないで
ほの
知ったかぶりしないで
リク
怒んないでよ
ほの
リク
ごめんって
ほの
...うん
リク
どうしても大星さんじゃなきゃ嫌っていうのなら
リク
俺は何も言いませんけど
リク
けど
リク
冷めた気持ちがちょっとだけあって
リク
頑張ってる自分を演じるくらいなら
リク
やめた方がいいと思います
リク
それは恋とか愛とかそういうのじゃない
リク
理由をつけて好きでいるのなんて
リク
もう好きじゃないみたいなもんじゃないですか
リク
それならもう
リク
自由になりましょうよ
リク
あっちはとっくに
リク
前向いてるのかもしれないじゃないですか
ほの
かもしれないっていうそれだけで
ほの
待ってるって思った自分を裏切って次に進んでも
ほの
本当はそうじゃなかった時が怖いよ
ほの
あっちがうちのこと待ってたら
ほの
あいつに悲しい思いさせる
リク
そんなに言うならなんで
リク
俺を誘ったんですか
リク
遊んでるんですか
ほの
違うよ!
ほの
違うよ...
涙が頬を伝う
リク
ごめんなさい
リク
意地悪なことばっかり言って
またそっと 抱き寄せられる まだ嗅いだことのない 柔軟剤の匂いがする
ほの
リク...
リク
うん?
ほの
わかんなくなっちゃった...
リク
うん
人気のない道に引き込んでくれたのは 何となくわかった 頭をゆっくりと撫でられる
リク
もう俺は
リク
口出ししないし
リク
大星さんと一緒にいて幸せなら
リク
リク
それが一番です
リク
きっと
ほの
わかんない
リク
すぐにわかれとは言いませんよ
リク
ゆっくりでいいですよ
ほの
うん...
ほの
ほんとは
ほの
蹴りをつけようって思った
ほの
今日が楽しかったら
ほの
大星は過去のことにしようって
リク
そうなんですか?
リク
ちょっと俺のこと考えてるじゃん笑
ほの
...うるさい
リク
ごめん
ほの
怖くなっちゃったんだ
ほの
大星がいない自分のことなんて
ほの
もう忘れちゃったの
リク
...そっか