恵
あ
柚鈴
あら
廊下をボチボチ歩いていると、伏黒恵くんに会った。
自己紹介を済ませておこう。
柚鈴
初めまして。伏黒恵くん。
私は大瀬良柚鈴と申します。
私は大瀬良柚鈴と申します。
恵
伏黒恵です
…名前だけか……冨岡さん風の?嫌われてる系の方ですか…?
恵
本来なら2年なのだと五条先生に聞きました。
敬語の方がいいですか
敬語の方がいいですか
柚鈴
いえいえ、敬語ではなくて結構です。
距離感あるじゃないですか。
仲良くしましょうよ^ ^
距離感あるじゃないですか。
仲良くしましょうよ^ ^
人付き合いもちゃんとしなくてはならないしね。
恵
…はぁ……
そんな反応しないでよ。
そんなことを思っていると、先生が来た。
五条
自己紹介できたみたいだね!
私の肩と伏黒恵くんの肩に手を置いてそう言う先生。
なんですか、私がこの子の腕を切るとお思いですか?だから来たんですか?
なんて思うけど口には出さない。
あくまでニコニコとそれを見る。
柚鈴
あらあら先生、こんにちは
五条
お、こんにちは!
挨拶って大事なんですよ。
柚鈴
任務の報告ですね。
何処でですか。
何処でですか。
五条
よく分かったね。
そうだよ、キミに任務の報告だ
そうだよ、キミに任務の報告だ
恵
(俺、空気か。)
柚鈴
天の呼吸 壱ノ型 天倪
2本の刀を素早く刺して、首と思われる部分を切る。
これでいけるのかどうかは分からないが、一応刀に呪いもかけておいたし…
柚鈴
あら
消えていく呪霊
これでも効果はある…か。
呪力を上げて使えばさらに攻撃力が上がるかもしれない。
今度試してみよう。
そう思いながら、呪具(日輪刀)を見る。
そして、消えていく呪霊の前に屈んで手を合わせた。
柚鈴
可哀想に…
呪霊といえど、人の思いから生まれたものだ。
少しは鬼のように同情もしてしまう。
呪霊として生まれてきたかった命ではないのだ。
柚鈴
次は、生き物に生まれ変わりますように…
呪霊ではなくて、生き物に…
五条
(…だいぶ変わったな…)