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背景良いのなったのでこれにします
店長
姫野 桃
ヒゲを蓄え丸々と太った中年の店長は、人の良さそうな笑みを浮かべながら信じられないことを言った。
そんなの聞いてない
バイトの制服である紺色のポロシャツを着た私は、
姫野 桃
と、中途半端にボソボソと聞き返した
ここは、私のバイト先、CD.DVD.コミックレンタルや販売、買い取りをしているお店だ
もっと街の方まで行けば大きなお店があるけれど、このあたりの人たち方は愛せれていて、客足もまずまずらしい。
店長
そんな、、、人と関わらない仕事だと思っていたのに。
私は、愕然として“それならやめます”と言ってしまいたくなる
けれど、
店長
と、店長に歩く背中を叩かれたから、タイミングを逃して言えなかった。
姫野 桃
そう思っていると、一人の女の人がバイト服を整えながらスタッフルームに入ってくる。
末浦 橙
さっぱりしたく口調で店長に挨拶をする彼女は、オレンジ色ののストレートヘアだとても良く似合っている。
スラッとしていて色白で、まるで同じ人間じゃないみたいだ。
アイラインがきれいに入った、少し吊り上がった猫のような目を私に向けながら、
末浦 橙
と店長に聞いてくる。
店長
と言った店長を間に自己紹介をし合い、彼女が高校生三年後で末浦橙さんだという人だと知った
高校生1年生のときからここで働いているらしく、わからないことがあったら彼女に聞いてね、と店長に言われる。
店長
末浦 橙
あたりを見回す店長に、末浦さんは親指を売り場の方へ向けてそう言った。
店長
私に向き直った店長が、
店長
と、笑顔を見せる
姫野 桃
目に前でトントン進んでいく会話を、私は眺めることしかできず、この場の空気を止めてしまった。
すると末浦さんがすかさず、
末浦 橙
と言って私を見る。
少し厳しく感じるその口調に、
姫野 桃
と、ひるみながらも返事をする。
店長
姫野 桃
店長が苦笑いをして、その様子を見ていた。
末浦さんは、もともとそういう顔なのか怒っているのか、鋭い視線で私を凝視している
私はポケットに入れていたポケットに入れていたメモ帳を取り出しぎゅっと握り、店長の後についてレジへと向かった
???
店内に入り、すぐに目に入ってきた背中にギョッとする
末浦さんを紹介されたあとだったから、勝手に女の子だと思い込んでいた。
その背中は広く、方も私よりずっと高い位置にある。
あぁ、、、男の子と一緒なんて直され無理だ、と思った
今日のところはなんとか頑張って、帰りにバイトは辞めさせてもらいただきますと伝えよう
店長
店内が声を掛けると、その男の人が、
???
と返事をして振り返る。
私は彼を直視でずに、
姫野 桃
と、早口言って不格好なお辞儀をした
店長が、
店長
と言って、スタッフルームを後へと戻っていく
心臓の音が忙しない
お店のレジに立っているといいことも、男の子とふたりきりだということにも緊張して、わたしは銅像のように固まってしまった。
まえへ向き直った彼の斜め後ろで、メモ帳を持つ手にいっそう力がこもる
???
横顔だけこちらを向けたその男の子は、低い声でそう言った。
、、、あれ?
見覚えのない背格好なのに、その声は聞き覚えがあり、わたしは彼の顔を恐る恐る見つめる
???
姫野 桃
記憶を探っていく中で思い浮かんだ人物
その瞬間、一気に血の気が引いていく
ああ、、、嘘だ。もう会うことはないと思っていた中学校の同級生。
しかも、よりによって、一番会いたくなかった、あの、、、。
央寺 黒
⇒300♡