◸ 愛に縛られて ◿

« 注意 » 太中 キャラ崩壊 ﾀﾋネタ ホラー･暴力表現有り

その日は彼奴（太宰）との共同任務の日だった

と、何万回目かも分からない会話をしていると

バンッッ

1つの銃声音が辺りに鳴り響いた

その音を初めに...ﾊﾞﾝﾊﾞﾝｯと繰り返しに銃声音が鳴る

中也の跳ね返した弾により、敵がどんどん倒れていく

太宰が中也の名前を呼びながら押し倒して来た

中也が「何すんだ」と言いかけた

その時

グサッッ

太宰が" 何か "で腹部を刺されていた

太宰に話しかけるが

返事は来ず... 必死に心臓マッサージをするが

既に息すらしていなかった

そこからの記憶は無い

だが、後から首領に聞くには

俺は荒覇吐の姿になり相当暴走していたらしい

気がついた時には本部の医務室（此処）に運ばれていた

重症だった俺は、2日間此処で過ごした

姐さんや芥川は勿論、首領までもが俺を心配して来てくれた

...太宰の事も、

だが俺にとって要らない心配だった

なんなら...俺" だけ "が生き残っているというのに心配なんて烏滸がましいとすら思った。

意味が分からないのは俺の方だ

俺は無事に戻って来れたし...あの野郎の事をｺﾛしたくて堪らなかった筈なのに、

その筈...だったのにｯｯ、

︎︎ ︎︎ ︎︎＂︎︎好き‪︎︎ ︎︎ ︎︎＂︎︎なんだ。

あの日から3日後

俺はその後、太宰の葬式や墓参りに招れたが

全て拒否し、ただひたすらに仕事だけをしまくった。

...まるで縋り付くように、

時計に目をやると

時刻は1:00を過ぎようとしていた

ふと、中也の頭上から何者かの声がした

...否、" 何者 "かではない

その声は確かに、中也が1番耳にし、1番求めていたあの声だったのだ。

中也の声は何時もよりか細かったが、ここ最近より幾分かハキハキとしていた

顔を真上に上げると...

確かにそこには

あの日ﾀﾋんだ太宰の顔が あった

太宰は何時ものように悪態を吐くが

中也にとってそれどころでは無かった

太宰は中也の頬を掴み

千切れる程では無いが、ﾆｮｲｰﾝとのばしたり縮めたりした

ここから

俺と太宰（幽霊）の奇妙な話が始まった

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