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蓮と紗倉

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蓮と紗倉

101 - すれ違い【番外編】〜中編〜

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2020年11月28日

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すれ違い【番外編】 〜中編〜

side目黒

あれから3日経った

深澤辰哉

お前らも馬鹿だよな。

深澤辰哉

なんで正直になれないだか。

目黒蓮

…正直になりたいですよ。

目黒蓮

紗倉にキスとかハグとかしたいっすよ

深澤辰哉

じゃーちゃんと話すればいいんじゃねぇーの?

目黒蓮

でも、もうそれが出来ないんですよ。

目黒蓮

紗倉は振り入れの時、休憩の時間になると、リハ室からでてくじゃないですか。

目黒蓮

必ずって言っていいほど

目黒蓮

檜山くんと居るんですよ?

目黒蓮

なんなんですかね。

深澤辰哉

紗倉は檜山がいいってことなんじゃねぇの?

目黒蓮

…そんな。

深澤辰哉

いや、知んねぇけど、紗倉は目黒に何回か話しかけようとしてたぞ?

深澤辰哉

最近の紗倉見てて気づかないか?

深澤辰哉

痩せたと思わないか?顔色悪くねか?

目黒蓮

…ですよね。

目黒蓮

寝れてないんじゃ…。目も少し腫れてるし。

深澤辰哉

でも、それほど紗倉は目黒のことが好きってことだろ?

深澤辰哉

紗倉のこと、許してやったら?

目黒蓮

許してるって言うか。

深澤辰哉

対応するが分からないと?

目黒蓮

今までどうやって話しかけてたっけ…とか。

目黒蓮

あれ、どうやって好きって言ってたっけ。ってなって。

深澤辰哉

恋って難しいな。

目黒蓮

なんか、ふっかさんに言われるとイラつく。

深澤辰哉

なんでだよ笑笑

目黒蓮

あっ!

深澤辰哉

ん?どうした?

目黒蓮

明日テレビの収録で使うの、持ってくるの忘れてた…。

深澤辰哉

言ってくれば?それで、ついでに話してくれば?

目黒蓮

…できるといいんですけど。

真っ暗な夜道。

…少し前なら、紗倉と 一緒に歩いてた道。

そう考えると…涙が。

そして、家の前まで来てしまった。

リビングの電気は着いてる。 帰ってるんだ。

ちょっと安心した。

使うものを取ってくる。 話が出来たら…話をする。 大丈夫…。話せば分かり合える。

俺は合鍵を使って家の玄関を開けた

…は?

男物の靴。

…まさか。泥棒…とか?

俺は、リビングに通じるドアを開けた

そこには、檜山くんと 紗倉の姿があった

紗倉

…蓮っ!

はぁ。怒りが込み上げてくる。

目黒蓮

…彼氏が居なくなった家で他の奴と浮気ですか?

目黒蓮

いいですね。楽しそうで

紗倉

っちがう!

目黒蓮

何が違うんですか?これが今の状況だろ?

目黒蓮

お前は、檜山くんが好きなんだよ

目黒蓮

自分の気持ちに嘘ついてまで、俺といる必要なんか、ねぇんだよ!

紗倉

ねぇ、お願い!話を聞いて?

目黒蓮

俺は浮気するような奴に構ってる暇はねぇ!!

檜山光成

俺からもお願いします。紗倉の話を聞いてあげて下さい。

目黒蓮

君たち学生は、今宵も揃って馬鹿なのか?お前ら頭いいだろ?

目黒蓮

檜山くんも、頭いいだろ。

目黒蓮

なら考えてみろ。俺は、

目黒蓮

信じてた、唯一、一生守ってやりたいって思ってた、紗倉に!

目黒蓮

裏切られて、心もボロボロにされて、

目黒蓮

話を聞いてあげて下さい?は?ふざけてんなよ?

目黒蓮

まじで、いい加減しろよ。

目黒蓮

心配した俺が馬鹿だったってことだよな!

俺は必要だったものを持って、 家を出ていこうとした

すると紗倉に引き止められた

紗倉

お願い。行かないで

紗倉

言っちゃやだ。蓮。行かないで

俺だって、本当は行きたくないよ。 紗倉とまたこの家で 2人で笑ってたいよ。

でも、今の俺は紗倉が 信じれない

…俺の中ではもうお前は 浮気者だ。

俺は紗倉に掴まれた腕を振り払い 家を出た

side紗倉

…あの日から3日経った。

食事も喉を通らなくて。

蓮の声が聞きたくても。聞けなくて。

今まで2人で撮った写真とか 動画を見て涙を流したり…。

その動画では

『紗倉!見てみてよ!』 『本当お前は可愛いな』 『動画なんか珍しいな笑』 『紗倉!好きだよ!』

動画じゃなくて 本物の蓮の声が聞きたい

…帰ってきて。

ピーンポーン

インターホンが鳴った。

紗倉

…蓮!

期待をして開けてみたももの。 そこに立っていたのは光成だった。

紗倉

…光成。

檜山光成

なんだよ。

紗倉

あ、いや。

檜山光成

もしかして。目黒くん帰ってきてないの?

紗倉

…帰ってこない。

思わず涙を流してしまった。

檜山光成

ここだと寒いから、家入っていい?

檜山光成

話聞くから。

紗倉

…うん。

あれ、ここで光成を家に 入れていいのだろうか。

入れてしまったのは間違い…? ねぇ、ふっかさん。いいのかな。

リビング

紗倉

どうしたの?なんで来たの?

檜山光成

なんで来たの?って。

檜山光成

最近飯食ってねぇんじゃねぇの?

檜山光成

ちゃんと寝てる?

紗倉

…あ、うん。

檜山光成

嘘つくのやめろ。

檜山光成

ホントは、無理してんじゃねぇの?

紗倉

だって、いつ帰ってきてくれるかわかんないじゃん。

紗倉

帰ってきた時に…私が寝てたら?

紗倉

蓮はガッカリするかなって。

紗倉

蓮がいないから…寝れないし。

檜山光成

…紗倉。

檜山光成

なんでそこまでして、無理すんの?

檜山光成

俺嫌なんだけど。

紗倉

違うの。私は蓮が好きだから。

紗倉

大好きだから。

紗倉

早く蓮の声が聞きたいの。

紗倉

蓮に『紗倉!』って呼んで…欲しい。だけがなの。

私は涙を流しながら光成に訴えた。

紗倉

高望みなんかしない。

紗倉

一緒にこの家で暮らして、おはよう。行ってきます。ただいま。おやすみ。

紗倉

そうやって、1家族みたいな感じで。

紗倉

会話をすれば私はね、

紗倉

すっごく幸せなの。

紗倉

極普通の生活でも

紗倉

大好きな人と入れるだけで私は

紗倉

それだけでいいの。

ガチャ

ドアの開く音。もしかして。 蓮…帰ってきてくれたの?

涙でぐちゃぐちゃな顔を ティッシュで拭いて

リビングのドアが開いた

そこには大好きで声が聞きたかった 蓮の姿があった

紗倉

…蓮っ!

嬉しかった。。 帰ってきてくれた!って思った。

でも、すぐに蓮の顔は 怖くなった

目黒蓮

…彼氏がいなくなった家で他の奴と浮気ですか?

…違う。

目黒蓮

いいですね。楽しそうで

紗倉

っちがう!

目黒蓮

何が違うんですか?これが今の状況だろ?

違う。私は、

目黒蓮

お前は檜山くんが好きなんだよ

私は蓮が好きなのに

目黒蓮

自分の気持ちに嘘ついてまで俺といる必要なんか、ねぇ、んだよ!

紗倉

ねぇ、お願い。話を聞いて?

目黒蓮

俺は浮気するような奴に構ってる暇はねぇ!!

紗倉

ッ。!

違うの。お願い。

檜山光成

俺からもお願いします。紗倉の話を聞いて上げてください。

目黒蓮

お前ら学生は今宵も揃って馬鹿なのか?お前ら頭いいだろ?

目黒蓮

檜山くんも頭いいだろ?

目黒蓮

なら考えてみろ。俺は、

目黒蓮

信じてた、唯一、一生守ってやりたいって思った、紗倉に!

目黒蓮

裏切られて、心もボロボロにされて、

目黒蓮

話を聞いてください?は?ふざけてんなよ?

目黒蓮

まじで、いい加減にしろよ。

目黒蓮

心配した俺が馬鹿だったってことだよな!

…やだ。行かないで。

蓮は袋を持って 家を出て行こうとした

私は引き止めた

紗倉

お願い。行かないで

今、蓮を手放したら 一生帰ってこないような気がして。

紗倉

行っちゃやだ。蓮。行かないで

一瞬、蓮が微笑んだ気がした。 でも。すぐに目付きが変わり

振り払われた。

そして、家を出ていく蓮の後ろ姿しか見ることが出来なかった。

ねぇ、お願い。足、 体動いて?お願い。 私は今蓮を追わないとダメなの。!

お願い。動いて。、

私の体はゆうことを聞かず。 目の前が真っ暗になった。

檜山光成

…紗倉っ!

ついに完結。 2人の関係は…? 次回 すれ違い【番外編】 〜後編 完結〜

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