テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

一覧ページ

蓮と紗倉

第102話 - すれ違い【番外編】〜後編〜

362

2020年11月28日

#SnowMan

#恋愛

#告白

ふわ☁

side紗倉

紗倉

…ん、、、

あれ、なんでベットで…。

あ、あの時、私、倒れたのか。

あ、蓮。！追いかけなきゃ。！

ベットから出ると、フラフラして、体が言うこと聞いてくれない。

ガチャ

寝室のドアが開いた

目黒蓮

なにしてんの。ベットで寝てないとダメだろ。

紗倉

…れ、蓮。！

目黒蓮

何？ほら、早くベットで寝な。

目黒蓮

こんな、弱いからだで3日もずっと寝てないなんて、自分の体くらい自分で管理しなきゃダメだろ。

紗倉

…ごめんなさい。

目黒蓮

ご飯。食べれる？作ったけど。

紗倉

うん。

…これって…夢？蓮が…。

目黒蓮

なぁーに泣いてんの。

紗倉

…だって、

side目黒

遡ること1時間前。

俺は家を出て、涙を堪えながら、夜道を。ふっかさんの家に向かう道を歩いていた

すると、後ろから呼び止められた

檜山光成

目黒くんっ！紗倉が！

目黒蓮

何？

目黒蓮

君が助けてあげたら？

目黒蓮

良かったね。人の彼女を振り向かせることが出来て。

檜山光成

そんなこと言ってる場合じゃ！

目黒蓮

なんなんだよっ！さっきから

目黒蓮

お前らは、俺をどうしたい訳？

目黒蓮

もっと傷を刳りますか？

檜山光成

違うんです！お願いです。

檜山光成

今だけでいい。今だけでいいです。

檜山光成

紗倉をっ！あなたが守りたい人を！

檜山光成

守ってあげてください！助けてください！

檜山光成

紗倉の。！…あいつに必要なのは、俺でも、他のやつでもないんです。

檜山光成

目黒くんだけなんです。！

目黒蓮

…。

檜山光成

さっき、目黒くんが出て行ったあと、

檜山光成

紗倉が倒れちゃって。！苦しんでるんです。お願いです…紗倉を！助けてください。

…紗倉が。、？倒れた？

目黒蓮

…倒れた？

檜山光成

3日も寝てないんです。ご飯も食べてないんです。

檜山光成

あいつ…ずっと目黒くんが帰ってくる。って帰ってきた時に、自分が寝てたら目黒くんがガッカリするんじゃないかって

目黒蓮

…っ。

檜山光成

早く、行ってあげてください。！

俺は走った。

無我夢中で走った

家の中に急いではいると

ソファーで苦しそうにしている紗倉がいた

多分、檜山くんが連れて行ってくれたんだろ。

目黒蓮

ありがとう。

檜山光成

あ、はい。

俺は紗倉をだき抱えて寝室に連れて行った

ベットに下ろし布団をかけた

目黒蓮

…ごめんな。

頭を撫でると少し顔が和らいだ気がした。

目黒蓮

…ごめんね。檜山くん。

檜山光成

あ、いえ。俺は。

目黒蓮

俺、結局、自分のことばっかりで。紗倉の話なんか聞こうともしなかった…。

檜山光成

…紗倉､ずっと言ってました。

『もし、蓮が私の事を嫌いになったとしたら。それでいい。私は、蓮が幸せでいてくれるなら。』

『でも、私は、蓮と一緒に幸せになりたかった。』

檜山光成

って。

檜山光成

俺、紗倉に告白しました。

目黒蓮

…知ってる。

目黒蓮

好きって言われてたもんね。

檜山光成

違うんです。紗倉の俺に対しての好きは友達として。周りのみんなと同じ好き…なんです。

檜山光成

でも。目黒くんに対しての好きは…。

檜山光成

特別で。大好きで、愛してて。

檜山光成

この先ずっと一緒に居たいって唯一思った人なんです。

目黒蓮

……。

檜山光成

俺、紗倉と仲良くなって、たくさん話すようになって。そのうちに俺は紗倉を好きになってました。

檜山光成

ずっと、振り向いて欲しくて、色んなことしました。でもある日、『彼氏できた！』って言われた時…なんで俺じゃないんだよ。って。正直泣きました。たくさん泣きました。

檜山光成

それから、紗倉の彼氏が目黒くんだって、知った時。

檜山光成

あー、目黒くんか。絶対敵わないな

檜山光成

って思ったんです。毎日、目黒くんの話をして

檜山光成

かっこいい。可愛い。ってずっと言ってて…俺には何が足りないんだろ

檜山光成

目黒くんには俺にない何かを持ってて。紗倉はそれを好きになって。

檜山くんの真っ直ぐな目は多分忘れることはないと思う。

檜山光成

正直、俺は目黒くんが嫌です。さっき、目黒くんが紗倉に怒鳴ってた時…。

檜山光成

目黒くんの目は、いつも優しく紗倉を見守っている目じゃなくて、何がゴミを見るような冷たい目でした。

檜山光成

でも、今はその嫌が、羨ましいに変わってて。

檜山光成

さっき…紗倉をベットに連れていく時、優しくお姫様抱っこして、ほんとに…紗倉を守ってくれる人ができたんだなって。

檜山光成

ベットでに連れていく時の目黒くんの目は完全、彼氏の愛の籠った目で。

檜山光成

よし、俺がその立場だったらできなかったなって。

檜山光成

すいません。長々と。

目黒蓮

ううん。ありがとう。

檜山光成

。え？

目黒蓮

俺は、今でも君たち2人は許せない。

目黒蓮

でも、その許せないは2人への嫉妬なんだと思う。

目黒蓮

紗倉が檜山くんの話をする時、すっごいにこにこしてて…。

目黒蓮

でもその時のニコニコは今思い出せば、同級生の奏とかの話をする時と同じ大好きな友達のことを話す時と同じだなって。

目黒蓮

俺にも、檜山くんに負けないくらい。俺は負けちゃいけないくらいのものがある。

檜山光成

…え？

目黒蓮

紗倉のことを思う愛だよ。

目黒蓮

俺から言えることは、紗倉を好きになってくれてありがとう。

目黒蓮

俺が言えることはただそれだけ。

目黒蓮

これからも紗倉をよろしくね。

目黒蓮

檜山くん。

檜山光成

はい。！

目黒蓮

俺は檜山くんにずっと紗倉を好きでいて欲しい。

目黒蓮

そして、俺に何かあった時紗倉を守ってやってくれよ？

檜山光成

何かあった時…？

目黒蓮

そこは内緒で😉

目黒蓮

守ってね。

檜山光成

わかりました。

目黒蓮

これは、ライバルでもある、2人の男の約束だよ。

檜山光成

はい！

目黒蓮

そろそろ遅いから帰った方がいいかもよ？親御さん心配してるかも。よ？

檜山光成

そうですね。

檜山光成

俺はこれで。

目黒蓮

じゃ！

檜山くんは一礼をして帰っていった。

そして、今に至る。

目黒蓮

なんでそんなに無理するかな。

目黒蓮

って、俺のせいか。

紗倉

ちがっ。

若干、怯えてる。

目黒蓮

…紗倉、

目黒蓮

俺、怖いか？

紗倉

…こ、怖くない。

目黒蓮

嘘つくな。

紗倉

…少し。怖い。

目黒蓮

正直に言ってくれてありがとう。

目黒蓮

ごめんな。俺、勝手に悪い方にばっかり考えてて。

目黒蓮

俺なんかより、檜山くんの方がいいって思ってた。

紗倉

…そんなことない！

目黒蓮

うん。さっき檜山くんと話してて、

目黒蓮

紗倉は俺の事を好きでいてくれてることを改めて実感した。

目黒蓮

…俺、これからも紗倉の彼氏でいてもいい…ですか？

紗倉は目に涙を貯めながら、頷いた

俺は紗倉の頭を撫でた

目黒蓮

ほんと、お前は可愛いなぁ。

目黒蓮

紗倉…好きだよ。

目黒蓮

愛してる。

紗倉は大粒の涙を流しながら、『私も。』といった

目黒蓮

ねぇ、ハグ…したい。

紗倉が持っていたご飯をベット横のテーブルにおいてハグをしてくれた

紗倉

ごめんね。

目黒蓮

紗倉。謝るな。

俺は紗倉を押し倒し

会えなかった分の愛を確かめるように沈まった。

蓮と紗倉

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

362

9件

場違いかもしれませんがフォロー＆連載ブクマ失礼します！

泣いたw 泣きすぎてやばいwww

これ、映画になりません？これは、ほんとに、神作すぎます！映画にしたらみんな見に来ると思います！！！！！

ふわ☁

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

蓮と紗倉

第102話 - すれ違い【番外編】〜後編〜

作者の他の作品すべて見る

#SnowManの新着小説
一覧

関連するタグ

蓮と紗倉

第102話 - すれ違い【番外編】〜後編〜

作者の他の作品すべて見る

#SnowManの新着小説一覧

関連するタグ

#SnowManの新着小説
一覧