炭治郎タイムリープで家族を救う

グッ

ガラガラッ

トイレ中

ｷﾞｼｯ 床が軋む音

ﾋｭｰｰｰﾋｭｰｰｰ 隙間風

ｼｰｰｰｰﾝ

怖いのを声で誤魔化してる人↑

ホントの道と真逆の方向へ行く禰豆子

安心と恐怖が混ざりキャラ崩壊中

ガラガラッ

その鬼は横目だけ私に向けた

ｻﾞｸﾞｯｸﾞﾁｬｯ

ｸﾞﾁｬｯﾊﾞﾘｯｸﾁｬｺﾞｸｯｸﾞﾘｯ

どうも竈門炭治郎です 突然ですが俺ずっと

寝ぼけてるふりをしていました

いやっ体が怠いのはホントなんです

でも…ずっと起きてたんです 最初のうちはただ単に眠かったから 寝てたんですけど ずっと布団に包まってても 全く眠ることができなくなって

でも今起きると不自然過ぎて今までの 寝たふりがバレてしまったり 長男なのに寝たふりをして 休んでいるなんてバレたりしたら もう天国の家族に顔向けできません

ということで俺は今現在進行系で 寝たふりを続けている

え…ちょっと待って禰豆子が 近づいてきてる？！

バレた？！ 寝たふりバレた？？

禰豆子にふまれた…これはあれか？ 神からの天罰的な何かなのか？

うわ〜そう考えたらなんか 俺が悪く思えてきた〜 ゴメンな禰豆子､竹雄(泣)

間違えた…ごめんって言おうと したはずなのになぜか口から本音が… うわッもう俺ダメダメじゃん！！ あぁそう考えてたら涙が…

さすがにこれは恥ずかしい

今すぐ飛び起きて平謝りして 今の記憶を抹消してほしい

でも恥ずかしすぎてもう顔見れない

積んだな… とりあえず寝たふりしよう

あ、どうしよ…ここに来てマジで 寝そうになってるとにかくなんか 言わなきゃ…なんか…なん…か…

あれから俺はマジ寝した ホント何千年ぶりくらいの眠気がして 全然抗えなかった

まあそんな話はどうでもいい 問題はここからだ

今俺の目の前には二人の男がいる 一人は俺の愛する弟竹雄だ そしてもう一人が全く知らない 胡散臭い金持ちみたいな人だ

本来なら兄である 俺が止めなくてはいけないのだが 止められない

いやっ弟を人質に取られてるから とかじゃない 何なら俺はその男が来る数秒前には 足音に気づいて起きてた

なぜ止めないかというと 弟の竹雄がかわいすぎるからだ

どうやら相手の男にビビってるらしく 顔が強ばっている

とても可愛い っと…色々考えてたら話が進んでいた

相手の男はジョウゲン？の二の 『ドウマ』という名前だそうだ 当然俺も竹雄も全く知らない

なにか色々知らない単語が出くる ハシラやキサツタイあとマレチとか

多分この男は中二病を拗らせすぎて 大人になるまで直せなかった 哀れな人なんだろう 自分のことを鬼だとか言ってるし

と、ここまでの俺はただの 中二病を拗らせた変質者だと 思っていた

だが俺はここであることに気づいた

そうこいつからは血の匂いとそして 禰豆子の匂いが微かにした

ドウマが拳を振り上げ竹雄を 殺そうとしていたことに俺は直感的 に気づいた

男はもう拳を振り上げていた

竹雄は動けなかった ドウマは少し止まったが俺に構わず そのまま拳を振り下ろそうとした

俺は急いで竹雄が傷つかないように 抱え込み竹雄の目を隠し耳を塞いだ

ｸﾞｼｬｯ

そして俺は死んだ

俺は目は見えるが耳が 聞こえなくなっていた もうすぐ死ぬということだろう

ドウマは何故か焦っている

ドウマは泣きじゃくっている竹雄 に向けて拳を振り上げた 竹雄は全く気づいていないようだ

ドウマの拳は…

竹雄の背中を突き刺していた

ドウマはその消えその部屋には ただ…血の匂いだけが残った

そして俺はまた思い知らされた

幸せが壊れるときには いつも同じ匂いがすると…

そう…この部屋のような…

血生臭い匂いが

ｶﾞｯ

ｻﾞｼｭｯ

ｺﾞﾘｯ

ﾌﾞﾝｯ

ｻﾞｼｭｯｻﾞｸﾞｯｸﾞｼｬｯ