前回の続きです。
スタート!
ー医局ー
橘先生
ハハハ、プリンねぇ~。まぁ夫婦ってのはそういうくだらない事で喧嘩するもんだよ。だよなぁ、環奈。俺達m
三井先生
とりあえず、新海先生は、緋山にプリンを買ってあげることね。
新海先生
はい…。
橘先生
なぁ、環奈。
三井先生
緋山は、怒りすぎると肌に悪いわよ。
緋山先生
三井先生ぇ……。
橘先生
環奈ぁ……。
途中参加の橘先生を明後日に、三井がなんとか二人の仲裁を務めた。
愛する三井に仲裁をしてもらい、満足気な緋山だが、高級プリンを勝手に食べた新海に対して、どこか煮え切らない。
緋山先生
……(💡)
緋山先生
橘先生、
橘先生
お?
緋山先生
ちょっと仕事してもらいます。
橘先生
なんだ?
緋山先生
実はさっき、新海が私から逃げていった時、
橘先生
おう。
緋山先生
三井先生の後ろに隠れるために、三井先生の両肩に触ったんです。
新海先生
あァァァァっ!!!美帆子、お前っ!!
緋山先生
どうします~?橘先生。
緋山は考えたのだ。三井の前で新海への物的仕返しをするのは失礼だ。だから自分が直接、新海への仕返しをしなくて済み、他人に仕返しをさせる方法を。
新海の絶叫に満足感を覚えた緋山は、新海を横目にICUへと向かった。新海も、逃げるようにして後に……続こうとしたが、嫉妬(?)に狂った橘により、逃げることは出来なかった。
新海先生
美帆子ぉぉ!!!
その後、脳外の医局の椅子にガムテープで括り付けられている新海を、元救命科の同僚が発見したとか。
一方、三井はというと。
あの後、何か嫌な予感を察知した三井は、その日、定時でそそくさと帰宅し、橘が帰宅する前に寝てしまおうと考えた。しかし、新海を片付けた(??)橘によって捕まえられ、抵抗も虚しく、橘と共に帰宅(強制)。
……その翌日。
緋山先生
白石、三井先生は?
白石先生
ん?なんか、橘先生が三井先生のシフト代わったらしいよ。理由聞いたら橘先生、ニヤニヤしてたよ。なんだろうね?
緋山先生
へぇ。なんでだろうね……、、、あ……。
緋山は、全てを察した後、翌日、三井に全力で土下座をした。