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瑠夏
なーお！！お見舞いきたよ！
尚
あ。瑠夏！
瑠夏
体調は、大丈夫？
尚
うん！
尚
…毎日ありがと。
瑠夏
んーん。か、彼女だもん…と、当然だよ(//∇//)
尚
\(//∇//)\
瑠夏
(〃ω〃)
瑠夏
はいお土産！！
尚の好きな苺大福☆
尚の好きな苺大福☆
尚
わーい！さんきゅっ！
瑠夏
(*´∇｀*)ﾆｺｯ
尚
wwかわいっ
瑠夏
(〃ω〃)
瑠夏
それでね、今日ね…
……
瑠夏
ばいばい！
尚
じゃあね！
瑠夏
ふぅ。明日は付き合って一年記念日かぁ！！
瑠夏
尚の好きなお花でも買って行こう。
次の日
瑠夏
ふぅ。さて。病院行こう。
瑠夏
ﾀｯﾀｯﾀｯﾀε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(;￣◇￣)┘
ドンッ
瑠夏
あっ！
横断歩道に突き飛ばされる。
歩きスマホしてる人。
あ。すみませn！？
キキーッ！！ドンッ！
瑠夏
あ、あれ？なんだか意識が遠く…
瑠夏
(ここはどこ？)
看護士さん
ー瑠夏さんは、記憶障害です。
尚
え、？
看護士さん
今までの記憶は、もちろんですが、これから先も、次の日になるとすべて忘れてしまいます…
尚
…
瑠夏
ガバっ！
看護士さん
！？瑠夏さん起きていたの！？
尚
っ瑠夏！嘘だよね！僕のこと覚えてるよね！？
瑠夏
っ！ご、ごめんなさい…
尚
っ！
尚
…瑠夏。キミが何度記憶を無くしても、僕が何度だって記憶をつくるよ…。
瑠夏
…
尚
僕は尚。キミの彼氏。
瑠夏
(あぁ。わからないわからない。思い出したいのに思い出せない…)
瑠夏
…うん。ごめん。
尚
謝らないで？しょうがないよ…
尚
キミは、瑠夏。
尚
尚っていうのはこういう字を書くんだ。
カキカキッ((書いてる音
瑠夏
…へぇ。
尚
それでね…
…
次の日…
尚
おはよ！瑠夏！
瑠夏
…誰？
尚
…っ！
尚
僕は尚。キミの彼氏。
瑠夏
(っ！この人泣きそう…)
瑠夏
大丈夫？
尚
うん。
瑠夏
(あぁ。大切な人だってことは分かるのに…)
尚
ﾆｺｯ！
瑠夏
…ﾆｺｯ
尚
それで、僕の好きなものはね…
何日かこれを繰り返した…
ある日
いつものように話していると…
尚
う、ゔぐ。
瑠夏
だ、大丈夫？
尚
う、ゔぐぅ。
尚が心臓を押さえて苦しそうにうめいた。
瑠夏
だ、誰か！！
瑠夏
か、看護士さん！
看護士さん
はーい！呼びました？
瑠夏
な、尚が…
看護士さん
！？な、尚くん！？
尚
う、ゔぐぅ。
看護士さん
至急！手術室へ！
看護士さん
ー！！
頭が真っ白になり、そこからは、ほとんどよく覚えてない。
瑠夏
か、看護士さん…尚は！？
看護士さん
…
看護士さん
…
看護士さん
残念だけど…
ついさっき亡くなられたわ。
ついさっき亡くなられたわ。
瑠夏
っ！そ、そんな…
瑠夏
(あぁ。最後くらい思い出せたらよかったのに。)
瑠夏
うわぁぁぁぁ！！！！
瑠夏
(忘れたくない忘れたくない忘れたくない)
ずっと紙に尚の名前を書く。書き続ける。ずっとずっと。何回も何回も。
次の日の朝。
チュンチュンチュン
瑠夏
…尚って誰？
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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