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ぱある☁ ͛.*
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うい@ただいま
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ヒグラシの声が脳内に反響する
すれ違う人々の会話や
川端道を走る車のエンジン
流れる川に
鳥のさえずり
その全てが混ざり合い
思考の邪魔をする
俺はやがて
考えるのを諦めた
桃も遅かれ早かれ復讐の代償に気づくだろうが
今伝えるメリットは存在しない
桃の精神がもっと安定したタイミングで伝えればいい
バカ特有の先延ばしにする悪癖だと言えなくもないが
ポジティブ思考には欠かせない技の一つなのだ
そう自分に言い聞かせ
納得するしかない
ふと足元を見ると
地を這う蝉に大量の蟻が群がっている
死にかけた蝉は
何かを訴えるようにジッと鳴いた
鴨川デルタに戻った頃には
辺りが闇に包まれていた
賀茂大橋の街灯が
夜の境界線を曖昧にしている
夜の鴨川デルタは
昼間とは打って変わって無法地帯と化す
質の悪い大学生と奇抜な髪色のバンドマンの割合が急増し
夜な夜な酒盛りに興じる姿が散見される
特に
夏の夜中は服を着ている男のほうが珍しく
アルコールの魔力を借りて競うように馬鹿の限りを尽くしているのだ
そんな馬鹿の巣窟には似つかわしくない空気を
俺たちは漂わせていた
黒染めした顔は公衆トイレで洗い流し
今はしっかり制服を纏っている
紫
紫
どっぺちゃの所感を伝え終えた俺は
翠の意見を目で促した
翠
翠
翠
紫
紫
紫
俺は言い淀む
もし記憶喪失が演技でないとすれば
桃の怒りはやり場のない感情となってしまう
そんなの
あんまりではないか
俺と翠は顔を見合わせるが
何も言い出せなかった
桃
桃
桃
桃
桃
桃
しびれを切らしたように桃が発言する
その語気は力強く
何とか前を向こうとする意思が伝わってきた
紫
紫
桃
桃
桃
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