「こんにちは」という言葉が奇跡の呪文で魔王を倒します。 異世界転生物語!そういう話があっても良いよね!!ご意見ください! ※主人公【サン】は「こんにちは」 という言葉が奇跡の呪文だとは知りません! 勘違いをしているサンの視点と、第三者視点で読んで頂くと面白いです!
ナレーター
ナレーター
ナレーター
ナレーター
でもまさか!
ナレーター
ナレーター
「こんにちは」
ナレーター
ナレーター
YES←
NO
サン
Lv:1
HP100/100
MP100/100
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
サン
サン
サン
サン
サン
サン
サン
僕は体を起こし立ち上がると辺りを見渡す。 僕が立っているのは緑の芝の上で見えたのは白い彫刻がされた大きな噴水だ。
いつもの新橋駅の見慣れた市街地ではない。 石レンガで建物が作られている様子を見れば、どちらかと言うと中世のヨーロッパに近い。
鼻に抜けるにおいも何というか、土や草のにおいが混ざっているよう……
修学旅行で京都に行ったとき、もしくはおばあちゃんの家に行った時の匂いを思い出す。
本当は僕は山田健斗という名前だった。
しかしいろいろ訳があってサンという名前で異世界に転生してしまったみたいだ。
サン
サン
サン
サン
サン
ゴソゴソ 僕は自分のカバンに何が入っているか確認する
サン
カバンには小さなナイフとみたこともない硬貨が5枚入っていた。 ナイフは包丁くらいの30cmくらいの大きさで、持ち手は黒くよくわからない象形文字模様をしていた。ナイフの刃先は何かの動物の皮でしっかりと保護されている。 硬貨の大きさは500円玉くらいだが、素材は10円玉と同じ様に銅で出来ているみたいだ。しかし表には女性の顔が、裏には花の模様が描かれており特にお金を表す金額は書かれていない。
サン
それに僕はこれからどこに向かえば良いんだろう……
僕は初めて見る景色を見渡しながら、街の中を散策するために人の賑わいがある場所に向かい歩いた。
サン