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テラーノベル(Teller Novel)

「こんにちは」という言葉が奇跡の呪文で魔王を倒します。 異世界転生物語!そういう話があっても良いよね!!ご意見ください! ※主人公【サン】は「こんにちは」 という言葉が奇跡の呪文だとは知りません! 勘違いをしているサンの視点と、第三者視点で読んで頂くと面白いです!

ナレーター

「「「「こんにちは」」」」

ナレーター

この言葉は日本で最も使われる挨拶だ。

ナレーター

だが国が違えば挨拶の言葉も異なる。

ナレーター

それが「ハロー」だったり「ニーハオ」だったり……

でもまさか!

ナレーター

異世界転生したこの世界で

ナレーター

「こんにちは」

ナレーター

この言葉が世界を救う奇跡の呪文だったとは……

ナレーター

ーーー異世界転生を始めますか?ーーー






YES←

NO



サン

Lv:1

HP100/100

MP100/100



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

サン

サン

…………

サン

こ、ここは?

サン

どうやら眠っていたらしい

サン

目の前には30m以上はある大きな木

サン

こんな木見たことない

サン

この木の下で眠っていたんだ

僕は体を起こし立ち上がると辺りを見渡す。 僕が立っているのは緑の芝の上で見えたのは白い彫刻がされた大きな噴水だ。

いつもの新橋駅の見慣れた市街地ではない。 石レンガで建物が作られている様子を見れば、どちらかと言うと中世のヨーロッパに近い。

鼻に抜けるにおいも何というか、土や草のにおいが混ざっているよう……

修学旅行で京都に行ったとき、もしくはおばあちゃんの家に行った時の匂いを思い出す。

本当は僕は山田健斗という名前だった。

しかしいろいろ訳があってサンという名前で異世界に転生してしまったみたいだ。

サン

転生前の自分より現状把握が先だよな……

サン

服装もいつも来ていたスーツではない。

サン

服の生地は荒く紐でつぎはぎがされている。

サン

正直めちゃくちゃボロい。どうしてこんなにもボロボロなのか……

サン

こんな服装この世界の人たちだって着ないって……とりあえず初期装備を確認っと

ゴソゴソ 僕は自分のカバンに何が入っているか確認する

サン

おっ

カバンには小さなナイフとみたこともない硬貨が5枚入っていた。 ナイフは包丁くらいの30cmくらいの大きさで、持ち手は黒くよくわからない象形文字模様をしていた。ナイフの刃先は何かの動物の皮でしっかりと保護されている。 硬貨の大きさは500円玉くらいだが、素材は10円玉と同じ様に銅で出来ているみたいだ。しかし表には女性の顔が、裏には花の模様が描かれており特にお金を表す金額は書かれていない。

サン

初期装備これだけって手薄すぎないか? 
それに僕はこれからどこに向かえば良いんだろう……

僕は初めて見る景色を見渡しながら、街の中を散策するために人の賑わいがある場所に向かい歩いた。

サン

何か現状把握する何かあれば……

「こんにちは!」異世界転生! 〜実はこの言葉が世界を救う奇跡の呪文だった!!〜

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