そして僕は表彰台へと上がる
渚
、、、
先生
卒業おめでとう
渚
ありがとうございます!
先生
中学校でも頑張るんだぞ
先生
君の優しさで皆を笑顔にしてくれ
渚
、、、はい
渚
先生も体に気をつけて
先生
ありがとう
そして、僕は表彰台を後にする
先生
(何なんだあの子、、、)
先生
(見間違いかもしれない、、、)
先生
(だけど一瞬、、、一瞬だけ笑顔とは別の表情があった)
先生
(なにする気なんだ、、、渚、、、)
そして、卒業式が終わった
このあとは各クラスで最後の時間を過ごすことになる
美咲
なーぎさ
渚
わ
茅
渚、、、私達にも手紙書いてくれたんだね
渚
あ、読んだの?
美咲
うん
渚
あれ、父さんは?
美咲
ずっと泣いてるよ
渚
あはは、、、
父
だって、、、だって、、、
茅
あーもー分かったから
渚
あのさ
美咲
ん?
父
なんだ?
渚
一旦帰ってくれないかな
父
なんで?
渚
えっと、、、
渚
家に忘れ物しちゃって、、、
渚
取ってきてほしいんだ
茅
あー
父
何わすれたんだ?
渚
筆記用具
美咲
あらま
父
まぁ分かった
父
二人、ついてきて
美咲
え?
父
何処にあるか分かんないから一緒に探してほしい
茅
そゆことね
美咲
なら良いでしょう
渚
頼む
父
任せなさい
渚
ありがと〜
父
んじゃ、また後でね
渚
うん