数年前に親を殺されたAは、唯一の肉親である僕と2人暮らしすることになった。両親のことは残念だけど、これからは2人で幸せに暮らそうと誓った。
僕とAは毎日幸せに暮らした。まるで夫婦のように。しかしAは僕が少し短気なのもあり、たまに逃げ出すように家を出た。
僕
A、どうして僕がいない間に外に出たの?

僕
僕は君がいなくなってしまいそうでとても不安なんだよ?

僕
また僕がいない間に外に出たね。いつもいつもダメだって言ってるじゃないか。

僕はAが何度も逃亡を繰り返すので、逃げ出すたびに鎮静剤をAに打つようになった。
僕
A、ちょっと痩せてきたかな?

僕
でも痩せたAはとても綺麗だよ。大好きだよA。

A
……………

僕
どうして返事をしてくれないの?

僕
ここは僕と君2人だけしかいない部屋なのに。

僕
パパもママも殺されてかわいそうなAの肉親はもう僕しかいないんだよ?

僕
A、怒ってる?

僕
もしかして照れちゃってるのかな?

僕
Aに選択肢はないよ、2人で一緒に暮らすんだ。

僕
A、しばらくお風呂にも入ってないでしょう?ちょっと臭うよ?

縛り付けたAの汚いところを僕が舐めとって綺麗にする。
僕
Aはまだ思春期かな?

僕
嫌なんて言わないで、僕を嫌わないで…。

僕
僕と君はずっと一緒なんだよ。さよならなんてない。ずっと一緒

僕
ところで、Aのパパとママが殺されてからもう3年も経つんだね。

僕
その頃は悲しみにくれてたAが僕のところに来て本当に嬉しかったんだよ。

僕
でも今は嫌がったり何かを欲しがったりとワガママばっかり。

僕
何?腕が痛いって?

僕
僕のことを舐め続けたら外してあげるよ

僕
お腹が空いたって?

僕
わかったよ。ご飯を作るから一緒に食べよう。

Aは僕がご飯を作っている最中にまた逃げ出そうとした。ギリギリで気が付いた僕はAを捕らえ、叱った。そうするとAは大人しくなった。
僕
ご飯できたよ。ほら食べよっ!

A
…………

僕
どうしたの?食べないの?味見もしたし美味しいのに

僕
あ、そうだ

僕
話は変わるけど、次逃げ出そうとしたら、反対側の足も切り落とすからね。

僕
んー、次はイタリアンかな?それとも中華?和風も良いなぁ。

僕
これからもよろしくね。A。
