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耳の聞こえない私__。

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耳の聞こえない私__。

1 - 第1話「まだ何も知らない」

♥

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2025年04月04日

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耳の聞こえない私__。

 

まぁ

バナオ

〜〜〜、〜〜!

〜〜♡〜〜〜!

私は柴愛まぁ。

今、私のお母さんと弟のバナオ君が何か話してるみたいだけど…何も聞こえない。

だって私は

耳が聞こえないから。

だから、筆談じゃないといけない。

キッ(睨みつける)

まぁ

ビクッ

パリーン!!!

お皿を投げつける音が響いた。

まぁ

🩸(血が流れる)

まぁ

い゙ッ…ポロポロ

あんた、いつまでぼーっとしてんのッッ!!

早く朝ごはん作りなさいッッ!!!!

まぁ

ぅ゙、う…

バナオ

!、お母さん!何やってるの!

バナオ

まぁちゃん、大丈夫ッ…?

まぁ

…(首を縦に振る)

バナオ

絆創膏取ってくる…!

バナオ、いいのよ!

そんな生きる価値のない■■に構ってる暇は無いわ!

バナオ

クソ親が…(低ボ)ボソッ

バナオは先にご飯食べてなさ〜い

私のお母さんは私のことを邪魔者扱いする。

耳が聞こえなくて、仕事とに就けない。つまり、お金が稼げないから。

もうこんな生活も慣れちゃった。

毎日毎日、傷が増えていく。

バナオ君は私のことを心配してくれるけど、本当は邪魔だと思ってるのだ。

チッはぁもういいわ、学校行ってきなさい!

この出来損ないが…

まぁ

ッ…

出来損ない、だって…

あなたが産んだのでしょ…?

 

 

学校

まぁ

おはようございま…

バッシャーン!!!

まぁ

ッ…!?熱ッ…!

水掛けられるのは慣れてるけど、

熱湯は聞いてないなぁ…

モブ1

きゃはは!!濡れてる〜w

モブ2

いつもいつも飽きないよねぇ〜?wおんなじとこから入ってきてw

まぁ

いつも私を虐めてくる女子達が、私達を嘲笑しているのが分かる。

私だって人間だよ?目で見れば分かるんだよッ……

まぁ

…(無視してそのまま)

モブ1

おいッ、ちゃんと拭けよ?w

モブ1

お前がこぼしたんだからw

モブ1

ドカッ(蹴る)

まぁ

い゙ぁ゙ッ…

何を言われてるか分からないから、そのまま席に着いた。

机にはいつものように落書き。

あることないこと散々なことが書かれている。

まぁ

…(もう慣れちゃったな)

暇だからそのまま席に着いていると、ふと視線を感じた。

まぁ

…?(窓から…?)

窓の外をふと見ると、少し離れた廊下の所に、

見たことのない2人の男子がいた。

まぁ

(誰だっけ…見たことはあるんだけど…)

まぁ

(思い、出せない…)

そうしてるうちに先生が入ってきた。

先生

お前らー、今日は全体朝会だぞー

先生

ちなみに生徒会からの話があるから

先生

早く来いよ〜

まぁ

はぁ…ボソッ

話かぁ…別にどうでもいいな

そう思いつつ、重い足取りで立った。

 

体育館

ザワザワ…

キーンコーンカーンコーン

はい、皆さん注目!

えー…今から全体朝会をー…始めますー…

やる気ある?

失礼だな、あるぞ!

まぁ

…(会話聞こえるけど、やる気…あるの、かな…?)

生徒会長の

カッシー

カッシーです。

バッチ

俺は副の方ですボソッ

カッシー

声小さいね

バッチ

うるせぇ

カッシー

はい、今日の話は!

カッシー

精神についての話です!

カッシー

少し前にこの学校の全学年のアンケートを取った結果…

カッシー

病んでいる人が3割程いました。

バッチ

なので、病んでしまい、自ら死ぬ前に…

バッチ

こちら。(紙を見せる)

バッチ

この手紙、に、悩んでいることがあれば書いてください。

バッチ

カウンセラーの人が相談に乗ってくれるので。

バッチ

これは一階の裏門出口辺りに置いておくので…

バッチ

何かあればお取りください。

カッシー

これで話は終わりです。

まぁ

……(…どうせ書いても、気持ちはわかってくれない…)

先生

それじゃあ話が終わったから、帰るぞー

今まで誰にでも相談してきたけど…

誰もわかってくれなくて、軽蔑、嘲笑、同情しか見たことない。

ほんとは…言いたいけど…

 

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