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わかった!マジで感動✨
分かんなかった…コメ欄の人神だ!!
僕には、とても心配性なお兄ちゃんがいる
僕が生まれた時、お兄ちゃんはまだ3歳だったけど、
僕が泣き声をあげるたびに、
お母さんを呼びに行ってくれたらしい
大きくなってからも、
お兄ちゃんはいつも僕のことを気にかけてくれた
あれは、3年前の夏のこと
家族で山奥のキャンプ場へ遊びに行った時、
僕の姿が見えないことに、
真っ先に気づいたのはお兄ちゃんだった。
そして、辺りを探し回って、
足を滑らせて川に流されそうになっていた僕を、
助けてくれたのだ。
それから月日が流れて、
僕は小学五年生になったけど、
お兄ちゃんにとってはまだ頼りない弟のままで、
今日も学校から帰ってきたら、
ないこ
心配そうな顔で、僕の顔を覗き込んだ。
実は、今のクラスになってから、
僕は同じクラスの男子に虐められていた。
お兄ちゃんにはだまっていたけど、どうやら気づかれてたみたいだ。
だけど、これ以上お兄ちゃんに心配をかけるわけにはいかない。
僕は虐められていたことを正直に話すと、
明日、学校に行ったら勇気をだしていじめっ子と対決してくる。
だから心配しないで、とお兄ちゃんに言った。
ないこ
悲しそうな顔で言うお兄ちゃんに、
りうら
僕は首を振って笑った。
りうら
ないこ
僕の言葉を聞いて、お兄ちゃんは微笑んだ。
そして、少し寂しそうな顔をして言った。
ないこ
僕は泣きそうになりながら笑った。
『明日、僕はお兄ちゃんと同い年になる。』
主
主
主