テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
アキ
めろ
デンジ
アキ
デンジ
アキ
デンジ
デンジ
アキ
デンジ
デンジ
デンジ
アキ
デンジ
アキ
デンジ
俺は何も言わず、靴を履いた。 コートも掴まず、煙草も持たずに外へ行く。 探さなきゃならない。 あいつが、まだ帰ってきていない。
アキ
アキは歩きながら、何度も同じ名前を口の中で転がした。 ……めろ。 妙だ。 何度も呼んできたはずなのに、音だけが浮いてくる。 意味が、伴わない。
アキ
アキ
アキ
アキ
探している。 それだけは、はっきりしていた。 誰を、とは考えない。 考えようとすると、頭が鈍く痛む。 ——でも、探さなきゃならない。
アキは立ち止まった。 ……誰だ。 探している相手の輪郭が、どこにもない。 それでも足は止まらない。 失くしたことだけは、確かだった。
名前を思い出せなくなったのに、 探すのをやめる理由だけは、どこにもなかった。
アキ
めろ
めろが声を出した瞬間、肩を掴まれる。
…まて!
振り向くとそこには——
めろ
アキ
人混みの向こうに、ひとつだけ歩く背中があった。 知らない。 はずなのに。 ——見送ったら、取り返しがつかない。
アキは走り出していた。 理由は分からない。 名前も、関係も、何もない。 それでも足が止まらなかった。
アキ
それだけだった
めろ
アキ
喉が詰まった。 ——違う。 知っているはずなのに、言葉が出てこない。 名前が、ない。
めろ
アキ
アキ
めろ
めろ
アキ
めろ
めろ
アキ
めろ
めろ
アキ
めろ
アキ
めろ
アキ
めろ
アキ
めろ
アキ
めろ
アキ
めろ
アキ
めろ
めろ
アキ
目を閉じる
めろ
アキ
めろ
アキ
めろ
アキ
めろ
アキ
めろ
アキ
返事が無い
目を開ける。
アキ