母
どうして分からないの!!
バシッ,バチッ 夜9時の静かな部屋にはママの 怒鳴り声と私を叩く音が響いていた
母
貴方のためにいってるのよ!!
セイナ
ごめんなさい ...
セイナ
ママ
母
ママが死んだらどうするつもり?
そう,ママはガンなのだ 昔から暴力や暴言がすごかったママは 病気が見つかってからエスカレートしていた
セイナ
それは ...
母
ママが仕事から帰ってくるまでに
考えておけって言ったわよね?
考えておけって言ったわよね?
セイナ
ごめんなさい ...
セイナ
でも ...
母
でも?
母
ママに口答えするなんて何様?
セイナ
っ ...
母
何でアンタはそんなに出来損ないなの!!
セイナ
ごめんなさい!!!
私はいつものように殴られ 暴言をはくだけだと思っていた でも ... 今回は違った
母
アンタにはもう呆れたわ!!
ママは私にそういうと 私の髪を掴んで外に引きずり出した
セイナ
痛いっ ...
セイナ
ママ ッ ...
セイナ
ごめんなさいッ
セイナ
ママッ ...
セイナ
ごめんなさい
セイナ
離して ッ ...
母
"離して"ですって?
母
いい加減にしなさい!!!!
バシッ
セイナ
い゛っ
私はママに頬を叩かれ そのままベンチに頭をぶつけた
母
アンタみたいな出来損ない
母
いらないから,死んでよ
ママはそういうと,私の首を締めた
セイナ
あ゛っ
セイナ
ま゛ま゛
セイナ
や゛め゛て゛
?
はいっ!そこまで~
次の瞬間,私はママに首を絞められて いたはずなのに,気づけば男の人が 私の事を抱えていた