のきのすけ
のきのすけ
のきのすけ
のきのすけ
のきのすけ
のきのすけ
青黄です。 微桃赤 微紫橙です。?
今回は全てるぅとくんsideです。多分((
一応学パロっす。 高校3年生設定です。
これ、るぅとくんの心の気持ち(?)
これは、なんか、仕草(は?)
皆さん!突然ですが今日は何の日かご存知ですか!?
そう、バレンタインです!今、僕は片想いしているクラスメイトの子にチョコレートを作ってるんです!
その子、とっても学校で人気で渡せるか不安ですが……今日の日のために頑張ってチョコを作ってんで頑張りたいと思います(?)
るぅ💛
るぅ💛
るぅ💛
本当は直接2人っきりで自分の気持ちを伝えたいけど。
周りにはいっぱい女の子がいると思うし……しかも僕男の子だから嫌われちゃったりしないかな……
でも、当たって砕けろとかいうし。よし。今日絶対に口で伝えるんだ。
るぅ💛
(ラッピングしてます)
るぅ💛
るぅ💛
少しだけでもかっこいい状態で行きたくて。鏡とにらめっこしながら髪の毛を整える。
制服のネクタイを締めて、黄色のセーターのシワを伸ばして
よし!
るぅ💛
スクールバッグを持って、靴を履いて
るぅ💛
誰もいない部屋に元気よく行ってきますと言って家を飛び出した。
テテテテテテテテテッ
できるだけ早めに行って、他の女の子達よりか先に放課後の予約をとらないとっ!
りい❤
さと💗
るぅ💛
さとみくんと莉犬。 さとみくんは、高校に入ってからのお友達。莉犬は、幼なじみ。
2人は元から知ってて、高校になったら付き合うっていうロマンティックな約束をしてたみたい。
いいなぁ。僕もそんな恋してみたいなぁ。
って言っても一方通行の恋をしてるんだけどね笑
出会いは高校に入学した時。 学校の裏庭の1本の満開に咲いた桜の木を見ているとっても綺麗な君に僕は一目惚れした。
髪の毛は空とか海みたいに綺麗な水色で、瞳はサファイアのような美しい瞳。
それはじゃあ女の子も惚れるはずだよ。 僕なんか2年間話しかけられずに過ごしてきたんだから。
運動神経も抜群で、顔もかっこよくて、誰にでも優しくて。
ずっと話している女の子達が羨ましくて。
去年みたいにあの、女の子達には負けないんだから!!!!
去年のバレンタイン
女ども
女ども
周りには可愛い女の子達がいっぱいいて。 チョコレートを渡していた。僕もチョコレートを作ってきたけど。そこに入っていける気がしなくて……
るぅ💛
るぅ💛
『あの』 まで言って恥ずかしくなって逃げ出した。
これは反省点。 絶対に次は恥ずかしくなって逃げたりしないんだから!分からないけど……
もしかしたら彼女がもう既にいるかもしれない。 想い人がいるかもしれない。
逃げの妄想ばっかりしちゃって自分の心を自分で苦しめる。
りい❤
さと💗
るぅ💛
りい❤
りい❤
るぅ💛
いつも莉犬は僕に勇気をくれる。大切な親友。
そろそろ決戦のバレンタインが始まる。
ライバルに打ち勝つんだ!勝てないと思うけど笑
るぅ💛
りい❤
さと💗
るぅ💛
りい❤
玄関のところに女子が戯れていて、教室に入れない。 やっぱり皆思考は同じだ……
あの、女の子達…ころちゃんといっしょにいる子達だ……あんな大量の女の子は、僕のライバル……
皆気合い入ってる……自信が無くなってきたや。
パァーーーン
るぅ💛
思いっきりさとみくんに背中を叩かれた。
るぅ💛
さと💗
るぅ💛
りい❤
勘のいいさとみくんにはお見通しだ……
るぅ💛
りい❤
さと💗
2人と離れた後。 よし、開幕だ!
僕の
決戦のバレンタイン!!
ガラガラガラ
女ども
女ども
女ども
教室に入るとHRまで、あと、2時間近くもあるのにほぼ全員の女の子達が来ていた。
ころ💙
ころ💙
るぅ💛
いや、違う違う!僕へのファンサ(?)じゃないよっ!
女ども
女ども
そうそう。僕じゃない……
朝……話しかけられず、失敗だ……あとーチャンスは……まだ、ある!頑張るんだ!僕っ!
どうも。るぅとです。最悪なことが起きました……
お腹が痛い!!!!
どうしよう……早退だけは死んでも嫌だ!!
保健室に行ってこよ……
るぅ💛
てぃーーーーーーーーちゃァァァァァァァァ
てぃーーーーーーーーちゃァァァァァァァァ
るぅ💛
てぃーーーーーーーーちゃァァァァァァァァ
ガラガラガラ
恥ずかしい……
なんでお腹痛くなるんだよぉ(´;ω;`)
味方してよね……
るぅ💛
まぁ、いいや、 保健室入ろ……
るぅ💛
るぅ💛
誰もいないみたい。 一応ベッドに入ろ…………
るぅ💛
僕の頬に冷たい水がつたる……
僕はなんでこんなに弱虫なんだろう…… 心だけじゃなくて身体まで弱虫になってきてるよ(?)
ガラガラガラ
るぅ💛
誰か入ってきたみたい……すごくいい匂いがする……って僕いつから変態に!?
そっと布団の隙間から覗いた……
るぅ💛
ころ💙
ころ💙
るぅ💛
そこに居たのは大好きな君……
僕付き添いいらないって言ったのに……
てか、なんで彼がここに来ているの!? 逆に熱出るわ(?)
ころ💙
ころ💙
るぅ💛
彼の手のひらが僕のおでこに触れる……それだけでドキドキしちゃって……
ころ💙
るぅ💛
ころ💙
るぅ💛
そうだよね。まさか自分から来てくれるってことないよね。 だって僕は君にとって絶対にモブみたいな存在なんだから。
ころ💙
るぅ💛
行ってほしくない……せめて一言だけ言わせてほしい……
るぅ💛
ころ💙
るぅ💛
るぅ💛
ヤバっ言っちゃった/////
ころ💙
……あ、その反応……空いてなかったかな……?今日は3時50分頃学校が終わっちゃうから……それくらいの時間がいいかなってなったんだけど……
ころ💙
るぅ💛
るぅ💛
なんか、顔を手で隠してたからあんまり表情は分からなかったけど…
ひとつのミッションクリアだっ!
お腹の痛みも治ってきた……もしかしてこのお腹が痛くなったのもチャンスを与えるためだったのかな……
るぅ💛
なんか、神様ありがとう
短い休み時間、 お昼休み 全部君の近くには女の子がいる。
もしかしたら4時10分。 来てくれないってこともあるのかな……?
とうとうやってきた。 僕の決戦の時間。まだ、女の子達が群がってる…… ちょっとトイレ行ってから行こっ
大丈夫僕。 大丈夫僕。
そう言い聞かせて
前髪を整えて、ネクタイを締め直して……
時刻は4時8分。
るぅ💛
僕 るぅと!
決戦のバレンタイン!
当たって砕けに行ってきます!!!!!
チラッ
今の時間は4時9分。 桜の木の下に誰か来た。サファイアの瞳。 海、空みたいな髪の毛。そう、大好きな彼が。
周りには女の子がいない。
急に緊張しちゃって。チョコも美味しいか不安になってくる。
4時10分
時間だっ!
るぅ💛
ころ💙
るぅ💛
緊張して、背中に隠しているチョコが渡せない……
るぅ💛
るぅ💛
緊張して焦っちゃって話せない。
恥ずかしい。
ころ💙
ころ💙
るぅ💛
大きく心臓がはねる。 それじゃあ他の女の子達が惚れるはずだよ。
優しくしないで。 少しだけ期待しちゃうから。
るぅ💛
ころ💙
彼は優しい声で相槌を打ってくれる。
るぅ💛
るぅ💛
素敵なところが多すぎて……ついつい語ってしまった……
本当に伝えたい言葉は、、
すっとチョコを彼に向けて差し出す。
るぅ💛
るぅ💛
ころ💙
好きって言おうとしたのに口を抑えられて言えない。そして君は言った『ごめん』
やっぱり当たって砕けたか……
僕の決戦のバレンタインは、『好き』の言葉の言う前に敗退しました……
るぅ💛
ころ💙
ころ💙
『ごめん』の一言で振られたって分かって目からポロポロと、冷たい雫が落ちてくる。
ころ💙
るぅ💛
一瞬だった。僕の口を抑えてた手、腕、彼の体がが僕の身体を包み込む。
やめて。振ったくせに抱きしめるなんて……ばかっ
るぅ💛
チョコを握る手の力も抜けてくる。
嫌だ。やだやだ。耐えられない……『ごめん』って『好き』って言う前に振ったくせに……
無理。耐えられない……
るぅ💛
ころ💙
僕は、抱いてきた彼を突き飛ばしてしまった……
本当は突き飛ばしたくなんてなかった……だけど……
るぅ💛
るぅ💛
るぅ💛
ころ💙
終わった。 強く言っちゃってそのまま逃げ出しちゃった。もう、彼の顔なんか一生見れないかも。
いっぱい彼に『好き』の気持ちを伝えたい女の子達がたくさんいるのに、僕はそのたくさんの女の子の時間、彼の時間を無駄にしてしまった。
るぅ💛
涙も止まらない……
僕の決戦のバレンタインは自滅しました。
気づいたら屋上に来ていた。誰もいない。僕1人。
涼しい風が僕の頬につたる涙を乾かしてくれる。だけど乾いても乾いても拭いても拭いても涙は止まることはなくて。
僕は1人広い屋上の真ん中で崩れ落ちた
るぅ💛
るぅ💛
もういい。 誰かに聞かれてもいい。見られてもいい。 色んな女の子から嫌われて、責められて悪口言われてもいい。 告白しようとした僕が… 彼に恋をした僕が… 叶わぬような恋をしてしまった僕が馬鹿だった。
莉犬と、さとみくん。 2人は幼なじみ。付き合う約束をしていた。
なーくんとジェルくん。 クラスの学級委員になってお互い一目惚れしちゃって、2人付き合った。
それに対して僕は、今まで話したこともない、ただ、桜を見ている綺麗な君に一目惚れしてそのまま一方通行の恋をしていた。
彼だって、こんな変な髪色で、陰キャで、運動神経も悪くて、勉強もできなくて、かっこよくも可愛くもない。こんな取り柄のないクズを好きになるわけが無い。
あんな人気で全てがかっこよくて綺麗な彼に釣り合うわけがない。
負けるって分かってたのに。いや、違う。
負けてよかったんだ。ただ伝えたかったんだ……自分の気持ちを。
そうだよ、僕。当たって砕けていいって言ってたじゃん。
多分まだ君はいると思う。探そう。
もう1回『好き』じゃない。『大好き』の気持ちを受け取って欲しいんだ。
ちょこっとでも僕を意識して欲しい。気づいて欲しい。
るぅ💛
僕は屋上を後にして君を探しに走った。
るぅ💛
いない……どこを探しても……
ついつい泣きたくなる……
るぅ💛
気がつくとまた、桜の木の下に立っていた。
つぼみが沢山ある。 僕の恋のつぼみは咲く時が来るのかな……そう思っていると僕を呼ぶ声が聞こえる。
るぅ💛
僕が振り返ると涙目の君が立っていた。
風がふわぁと優しく吹いて綺麗な君の髪の毛を揺らす。
そして、君の片手にはいつのまにか僕が落としていったチョコレートを持っていた。もう片方の手は背中で隠しててよく見えない
るぅ💛
ころ💙
るぅ💛
ころ💙
るぅ💛
ころ💙
るぅ💛
ころ💙
るぅ💛
お互い被ってしまう。
るぅ💛
ころ💙
ついつい笑みがこぼれてしまう。 本当は少しだけ彼の話を聞くのは怖かったけど、
るぅ💛
ころ💙
譲ってしまった。 彼は静かに深呼吸して優しく話した。
ころ💙
日本語が曖昧になっている。そんな1面もあるんだと思うとなんか可愛い。
ころ💙
ころ💙
君は綺麗な林檎のように頬を赤く染める。
ころ💙
ころ💙
ころ💙
ころ💙
ころ💙
ころ💙
彼は僕にチョコを差し出した。
夢か、と思ってしまった。伝えよう。この気持ち。
るぅ💛
るぅ💛
ころ💙
ころ💙
るぅ💛
桜の木の下。大好きな彼と、気持ちが一緒だった。砕けたんじゃなかった。彼は僕を泣きながら優しく抱いてくれた。
僕も彼を抱き返す。
2人泣きながら長く抱き合う。
離れると、彼は少し恥ずかしそうに僕に言ってきた。
ころ💙
るぅ💛
ころ💙
るぅ💛
僕の頭をさやしくわしゃわしゃって撫でてくる。
ころ💙
るぅ💛
僕達は向かい合って微笑む。僕達付き合ったんだから……少しだけならいいよね……?
るぅ💛
ころ💙
るぅ💛
一瞬だけ、彼と僕の唇が触れ合う。 君は林檎みたいに真っ赤になってて可愛い
ころ💙
ころ💙
るぅ💛
ころ💙
ころ💙
るぅ💛
君が指さす方を見るとちょっとだけ早めに咲いちゃった桜の花がある。2つ。
僕たちの恋を表してくれてるような気がして少しほわほわする。
ころ💙
ころ💙
るぅ💛
もしかしたら彼と離れ離れになっちゃうかも……って考えると凄く寂しい
るぅ💛
ころ💙
ころ💙
るぅ💛
ころ💙
彼は僕に手を王子様のように差し伸べる。 僕も男の子だけど、彼になら、全てを任せても大丈夫と思ってしまう僕がいる。
るぅ💛
僕は彼の差し伸べてる手に手を重ね、2人恋人繋ぎをしながら橙色に染まった裏庭を抜ける。
色々と正反対な僕たちだから、すれ違ったり、色々あると思う。だけど、彼とずっと居たい。彼となら幸せになれそう。そう思ってるのは僕だけかな……
僕の決戦のバレンタイン。
大成功です。
ずっと一緒にいようね。
これからも。ずっと。
僕の気持ち受け取って。
るぅ💛
ころ💙
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ところどころ青春チョコレートの☆☆☆が入っていて、最高でした! フォロー&ブクマ失礼します
ブクマ失礼します