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私の朝は、早い。
せっせと手を動かし、お弁当に具を詰めていく。
こうやって一生懸命作ったものが、彼が帰ってきたら、もう空っぽになっていて。
そして今日の弁当もうまかった!なんて言われた日には、
嬉しくて、ああ、私はここにいていいんだなと思う。
まい
かける
まい
布団をひっぺがした。
かける
まい
かける
まい
かける
まい
かける
まい
まい
かける
まい
かける
朝のニュースを小耳に、今日が始まった。
いつもとなんら変わらない、今日が。
かける
まい
かける
まい
かける
バタン。
ドアが閉まる音は、いつも、ちょっと悲しい。
まい
まい
そして、私はいつものように家事に没頭した。
まい
彼が家にいない今、何かしていないと、私が消えてしまいそうで。
私がここにいるという証明を、残すように、何回も、丁寧に、家事をした。
まい
まい
まい
まい
まい
まい
まい
どうせ、
何を食べても、
意味ないんだから。
続く