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ねぇご存知?

えぇ、コンラード公爵家のご令嬢。

まさかこんな急に婚約が決まるなんてねぇ

異常すぎるわ…!

きっと公爵様のコネでも使ったのですわ

ざわざわ

王宮付き使用人

第一王子殿下、コンラード公爵家ご令嬢、入会いたします!!!!!!

ガチャ…キィィイ

コツ…コツ…

大きな門から出てきた小さな二人に、

会場の貴族諸侯は息を飲んだ

まぁ…なんとお美しい…

あれがあのコンラード公爵家のご令嬢…?

不思議なドレスをお召になられてるわ

何処で仕立てたのかしら?

ルイジェルド王子もご立派な姿で…

おふたりが並ぶとまるで本の中のようですわ…!

ショーロット

(注目されているなぁ…)

ルイジェルド

大丈夫かい?

ショーロット

私は平気ですわ。ニコッ

ルイジェルド

これから国王と正妃とのご挨拶がある。

ショーロット

存じております

ルイジェルド

君は一通りの挨拶をしてもらえれば、あとは僕の隣にいるだけで構わない。

ショーロット

分かりましたわ。

ショーロット

(王子の隣でニコニコしてればええって事やな)

国王陛下ガルツ(アイコンただのおっさん)

表を上げよ

ショーロット

スッ(姿勢を正す)

ルイジェルド

本日は誠に良いお日柄で、この式典を会典出来たことをうれしく思います。

ルイジェルド

国王陛下、私はこの度

ルイジェルド

ショーロット・コンラード公爵令嬢と婚約致しました。

ルイジェルド

以後、私と彼女で最高の未来を築き上げる事を

ルイジェルド

お見守りください。

ショーロット

(カーテシーをする)

国王陛下ガルツ(アイコンただのおっさん)

此度、そなたらが将来の支えを約束した事を誠に嬉しく思う。

国王陛下ガルツ(アイコンただのおっさん)

心からの祝福をいたそうぞ。

正妃ユリア

おめでとうございますルイジェルド。

正妃ユリア

貴方が国王になり、ショーロット嬢がお互い支え会う大切な存在となる事を心から願います。

国王陛下ガルツ(アイコンただのおっさん)

スッ(立ち上がり、会場の貴族諸侯を見据える)

ザッ(会場の全ての人間が跪く)

国王陛下ガルツ(アイコンただのおっさん)

この度、我々の第一子息ルイジェルドが、公爵家コンラードのご令嬢と婚約した事を公認する。

国王陛下ガルツ(アイコンただのおっさん)

以後、この婚約の証人はそなた達となる。

国王陛下ガルツ(アイコンただのおっさん)

では、この婚約を祝辞する宴を開幕いたそうぞ!

ルイジェルド

次はお客様との挨拶周りだ。

ショーロット

(ここの奴ら全員かー…)

ルイジェルド

大丈夫、君は同じようにニコニコしてもらってればいいから

ルイジェルド

それに多分…まぁ、あれだから笑

ショーロット

あー、あれですわね笑

あら、お二人は大変仲睦まじいようよ

前から交流があったのかしら…?

抜け駆け?まぁ醜い手段です事…!

ショーロット

(難癖つけられてるなー)

2人が檀上から降りた瞬間──

色んな貴族諸侯

ルイジェルド殿下、ご婚約おめでとうございます!

色んな貴族諸侯

早速なのですが我が領地は───

色んな貴族諸侯

うちの領地は山地が多くてですね──

色んな貴族諸侯

(とりあえずなんか言ってる)

ショーロット

…ニコニコ

ショーロット

(はぁ…ルイジェルドの言っていたあれとはこれの事やな…)

ショーロット

(それでも一人一人対応してるルイジェルドはさすが乙女ゲームの攻略対象)

色んな貴族諸侯

この度はご婚約、おめでとうございます!私はファール侯爵です。以後、お見知りおきを。ところでルイジェルド殿下、少しばかり早いですが、我が娘は礼儀作法も完璧に仕込んであります。それに我が侯爵家ではオルゴールの製作が進められていて、新しい事業を進めていくつもりなのですうんぬんかんぬん

ショーロット

(あきれた…婚約の祝典に妾の話を持ち出してくるなんて、非常識極まりなさすぎやろ…)

ファール侯爵の後ろから金髪のご令嬢が歩み出てくる

15歳ぐらいだろうか?

ちょうど、魔法学園に通い始めたあたりの年齢だろう

まぁ綺麗っちゃ綺麗。

その黄金の目をしたご令嬢は俺を目の敵に睨んでくる。

睨んでくる。

うん、睨んでくる!

カリーナ侯爵令嬢

キッ

ショーロット

(礼儀作法が完璧…?)

ショーロット

(敵意を表出しするなんて行儀の欠けらも無いやん)

まぁ睨みたくなる気持ちも分かる

ルイジェルドは、王太子の候補だ

王太子となれば、将来国王の座を約束される。

そのルイジェルドと婚約が決まれば将来正妃になる事ができるのだ

貴族は、そのために娘を磨いて王子とお見合いさせるのだ

実際、ルイジェルドは何度もお見合いさせられてる

だが、一向に婚約が決まらなかったのだ

そこに、急に俺との婚約が決まったのだ

娘磨きに沢山お金をかけた者も、正妃の座を狙っていた令嬢も、単にThe・王子なルイジェルドを狙っていた夢少女もそりゃお怒りになるわけだ。

で、

ファール侯爵のように、正婚約者の座を逃しても、妾の座を狙ってくる輩もいるわけだ、

たくさん。

恨まれ役やんこんなの

カリーナ侯爵令嬢

私がそのカリーナ侯爵令嬢でございますわ殿下。

ショーロット

(うわ非常識)

まず、喋り方からして王子初対面のはずなのに、殿下呼び。 これは非常識にあたる。

本人からの許可が出るまで、王子の事は〇〇第一王子、か、〇〇王太子殿下としか呼んではいけない

そして身につけているドレスだ。

この祝典に、黒のドレスを着てくるなんてありえない。

貴族のルールとして、葬儀に召すとされる黒のドレスを祝いの場に着てくるのはタブーだ。

次に装飾品

頭につけている花はおそらく黒バラ

黒のバラの花言葉は

憎しみ

恨み

あなたはあくまで私のもの

なんてこった…ここまで非常識とは…

そして首元につけている十字架のネックレス

祝辞に宗教の象を持ち合わせてくるなんてどうかしてる。

そして最後は態度!

カリーナ侯爵令嬢

ルイジェルド様、どうぞ私をお傍に置いてください。きっと貴方の欲求に応えてみせましょう✨♡(ルイジェルドの手を取る)

ショーロット

(おいおいおいおい…ルイジェルド殿下呼びからルイジェルド様呼びに退化してるぞ…)

ショーロット

(それに当の本人がいるところで妾の話をするか?)

ショーロット

(欲求?こういう公共の場でそれを言うのはアウトだぞ。)

ルイジェルド

申し訳ないけど僕は妾を娶るつもりは今もこれからもない。スッ(さりげなく手を離す)

ルイジェルド

分かってくれるかな?ニコッ

あの娘、無作法すぎるなw

一体どこで欲求を満たす術を覚えたのかな???w

カリーナ侯爵令嬢

…ッ

カツカツカツカツ…

彼女と侯爵はそそくさと去っていった

ルイジェルド

大丈夫かい?だいぶ睨まれていたようだけど…

ショーロット

私は大丈夫ですわ。ニコッ

ルイジェルド

良かった…//

いろんなご令嬢

そんな…妾を作るつもりはないってハッキリ言われてしまったわ…

いろんなご令嬢

これじゃどうしようもないじゃない…!

ショーロット

(ルイジェルドがああ言ってくれたのは嬉しいけど、それでさらに恨まれるんだよなぁ俺が。)

セレーナ

ショーロット公爵令嬢様、王子とのご婚約、おめでとうございます。

ショーロット

ありがとうございますセレーナ様ニコッ(初対面でそっちから話しかけてくるなんて非常識ねー)

貴族の世界では基本、下のものから上の者に話しかけてはいけない

名前を呼ぶのも、本人の許可がなけへば「ショーロット公爵令嬢様」ではなく、「コンラード公爵令嬢様」だ。

いろんなご令嬢

ザワッ

セレーナ

どうして、私の名前を…?

ショーロット

あら、その身につけている美しいリボンに刺繍されている家紋を見れば分かりますわ。ニコッ

セレーナ

セレーナ

これは、完敗ですわね…笑((ボソッ…

ルイジェルド

ショーロット、僕は一通り挨拶が終わった。

ルイジェルド

後は君の好きにしていい。

ショーロット

殿下は?

色んな貴族諸侯

(なんか言ってる)

ルイジェルド

僕はアレの相手をしてくるよ…はは…

ショーロット

なるほど…笑
頑張ってくださいニコッ

ルイジェルド

…っ//あぁ、行ってくる。

セレーナ

あの、質問してもいいでしょうか?

ショーロット

なんでしょう?

セレーナ

なぜ私は貴女様と向き合って食事を食べているのでしょう?

ショーロット

あー…それは、巻き込んでごめんなさい笑

ショーロット

貴女は私より年上ですし、色々とパーティーのことをお聞きしたいなと思いまして…

嘘である。 本当はただ1人になりたくないだけである。

ショーロット

なんせ初めての社交界で少し緊張してしまって…

嘘である。 なんならちょっと特別扱いされてテンション上がっているのである。

セレーナ

まぁ、これが初めての社交界とは思えないほど完璧な作法でしたわ…!

セレーナ

私なんて顔負けです…

ショーロット

褒めていたただけて嬉しいわ

ショーロット

あ、敬語は外していいわ

セレーナ

え、でも…

ショーロット

いいから!

セレーナ

ありがとうございま…ありがとう!

ショーロット

ふふふっ

セレーナ

ニコニコっ(女子トーク)

ショーロット

ニコニコ(全く分かってない)

ショーロット

(こうすい???しんぶらんど???おしゃれなりぼん???)

ショーロット

(よーわからん!)

※彼女の中身は成人男性です。

セレーナ

(女子トーク)

ショーロット

(相槌)

ショーロット

……ジッ…

セレーナ

(ペラペラとなんか言ってる)

彼女もさっきのカレー?カヌー?みたいな名前の令嬢と同じぐらいの年齢だろう

清楚な見た目をしてるものの、ドレスは一級品

装飾もかなり有名どころの物だ。

ショーロット

ねぇ、貴女って子爵家よね?

セレーナ

うん、そうよ

ショーロット

それにしては結構…アレじゃない?

セレーナ

あー…実は私、来月から伯爵家に引き取られる事になったの

ショーロット

あー、なるほどね

貴族によくある、いわゆる養子だ。

セレーナ

いきなり決まったのだけど、兄弟達が心配で…

セレーナ

1ヶ月間、伯爵家に留まる代わりにまだ子爵家の令嬢って事にしてくれって頼んだのよ

ショーロット

ご兄弟がいるのね…

いくら年上と言ってもまだ子供

そりゃ名残惜しい面もあるだろう

ショーロット

セレーナ

どうしたの?

ショーロット

いいや、なんでもないわ!

セレーナ

そういえば貴族町に新しいケーキ屋さんができて、そこのケーキがとっても可愛くて──

ショーロット

ニコニコ(よく分かってない)

こうして1人の友達が出来た。

なんとなく、セレーナの顔に見覚えがあるのは気のせいだろうか──?

悪役令嬢、綺麗事しか言わないヒロインとバカ王子を逆ざまぁw「処刑なんてごめんあそばせ!」

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コメント

12

ユーザー

めちゃくちゃ良かったです✨ セレーナ、、、気になる!

ユーザー

セレーナの兄弟っていむくんですか? 続き楽しみに待ってます!!(*≧∀≦*)

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