綾斗
(いや…俺の目がおかしいのかもしれない…)
目を擦りもう一度画面を見てみる
もう1人のプレイヤーと手を繋ぐ
もう1人のプレイヤーの目を見つめる
もう1人のプレイヤーの頭を撫でる
綾斗
(………は?)
???
……この中から選ばないといけないのか…
???
僕はなんでもいいよ
綾斗
………
綾斗
(見つめるのは気まずすぎるし…)
綾斗
(手を繋ぐのもどう繋ぐか考えるのがやだな…)
綾斗
(……はぁ…これにしよ)
スピーカー
綾斗さんは、「もう1人のプレイヤーの頭を撫でる」を選択しました!
???
………
???
綾斗君…って言うんだね
綾斗
な…!?
綾斗
………そうだよ…
綾斗
………
……さっさと撫でて終わらせようとするが、手が届かないことに気がついた
綾斗
……早くしゃがんでよ…届かないから…
???
あぁ…!ごめんごめん…!
膝を曲げ、手のひらに顎を乗せてしゃがんだ
子供扱いされてるのが腹立つし、若干微笑んでいるように見えるのにも腹が立つ
綾斗
…ほら
2、3回往復するように頭を撫でた
綾斗
これでいいだろ?
スピーカー
んー!まだ足りないかな!
スピーカー
もうちょっと!
綾斗
…………
相手がしゃがんだせいで結局見つめ合いになってしまっている
そろそろ、限界が来そうだ
???
………
スピーカー
もうちょっと!
綾斗
…………!!!////
綾斗
あぁぁぁぁぁぁ!!!!/////
恥ずかしすぎてもうヤケになった俺は
顔を真っ赤にしながら相手の髪をクシャクシャにした
???
わぁ…!ちょっと…?
スピーカー
うーんいいでしょう!合格!
綾斗
………はぁ…………はぁ………
???
髪が…
綾斗
…………ごめん…なさい