「逃げろ」「逃げて」
そんな声がディスコードから俺の耳へと入ってくる。
俺も逃げたい、けど……なんでか逃げれない。
足が動かない、手が動かない。
なんで…なんで動かないんや……!? 逃げなきゃ……逃げなきゃ……あかんのに……!!
思うように身体が動かない。
そんな俺に情けをくれる雰囲気も漂わせず、目の前にいる謎人物は徐々に俺に近づいてくる。
「逃げて!!!」
「逃げろよ!!」
「なにやってんの!?!?」
言葉が耳へと沢山飛び込んでくる。
その言葉の通り、逃げないといけないのに。
逃げないといけない、のに……。
逃げないと、いけない……。
逃げな……いと……。
しろせんせー
唱える想いとは裏腹に、俺から出た言葉は目の前に居る謎人物の命令に従うような言葉だった。
謎人物の手を受け取る。
受け取った謎人物手は見た通り骨のようにゴツゴツしていて、でもなんだか、心做しか、
人間の手とは違う、触れたことの無い、 何かの温かさがあった。
そんな手に俺の心は惹かれる。
しろせんせー
言いかけようとした瞬間、謎人物が持っていた刃物が俺に振りかざってくるような気がしたーー。
しろせんせー
ボビーが無気力のような声で何かを話そうとした瞬間、
「ガタッ」
という大きい音が俺…いや、皆の耳に入ってきた。
ニキ
キャメロン
りぃちょ
まちこりーた
18号
時間も止まった気がした。
強ばってた肩が一気に解れていくような気がした。
身体が軽くなった気がした。
今なら空に飛べそうな、そんな気がした。
ピコッ。
突然と鳴るディスコードの音に俺は、はっとし、
目をディスコード画面に急いでやるとそこには見たくもない文字の羅列があったーー。
コメント
4件
めちゃめちゃ好きなタイプのしょうせつだぁぁぁぁっっ!!すっごい続き楽しみ😭神小説だ!!✨
今回の物語はほぼ殴り書きという…。 あとミステリーっぽく書いてみたのでヒントを一応……。 ヒントは 「題名」と「文章」と「👾の実写写真」です! 👾のいつの実写写真かは教えませぬ!