僧侶
うっしーが死んだ。
居眠りしてた馬鹿野郎が乗ってた車に跳ねられたらしい…。 本当に突然の事でまだ理解が追いついていない。
キヨ
レトルト
ガッチマン
ガッチさんは泣いてるレトさんの背中を擦っていた。
モブ
他にも、沢山の人が泣いていた。 うっしーの家族、友達…。全員泣いていたのに、俺だけ…俺だけ何故か泣けない…
遺影の中のうっしーは笑っていた。 うっしーの部分だけくり抜かれてるけど、あれは4人で撮った写真だ。久々に皆で旅行に行ったあの日…
俺は…あんなに笑っていたうっしーを初めて見た。 俺も楽しくなっちゃって、2人で…いや、4人でたくさん笑った。
僧侶
僧侶
僧侶
僧侶
キヨ
レトルト
キヨ
レトルト
ガッチマン
レトルト
ガッチマン
レトルト
レトルト
キヨ
レトルト
キヨ
棺の中で眠るうっしーはとても美しかった。まつ毛が意外にも長く、唇を奪ってしまいたいくらいに綺麗な色だった
レトルト
レトルト
キヨ
レトルト
変な事言ってごめん…でも…本当に、本当に…そこにお姫様が眠っているように見えたんだ。 キスしたら目…覚ますかな…そしたら、もう一度皆で旅行行けるかな…?
レトルト
キヨ
レトルト
ガッチマン
キヨ
そこでようやく…俺は理解できた。 うっしーは死んだんだ。本当にもう目覚めない…俺が何をしても、もううっしーの笑顔は見られない…
キヨ
キヨ
キヨ
キヨ
キヨ
キヨ
キヨ
キヨ
キヨ
キヨ
キヨ
キヨ
キヨ
キヨ
キヨ
キヨ
俺はうっしーが入ってる棺に向かって叫んだ。喉が枯れるくらいに…。それぐらい、うっしーには感謝してて大好きだったっていう証拠かな…
レトルト
ガッチマン
レトさんが俺を優しく抱き締めて、ガッチさんが優しく頭を撫でてくれた。2人のお陰で俺は沢山泣いた。
あれから、うっしーの両親の挨拶や友達さんと沢山話した。 小さい頃の話、ゲーム実況者になるって決めた時の話。
そして…一番びっくりしたのが、うっしーが俺に好意を寄せていたという事。 あれを聞いた時…とても驚いた…けど…それと同時に…「後悔」という気持ちが込み上げてきた。
俺も…うっしーの事、好きだったんだ。今の社会で言ったら…恋愛?の方で…両思いだったんだ…うっしーと…。…もっと早く告白するべきだったな…色んなところに行って、お揃いの物もつけたかったな…なんでもっと早く、気づかなかったんだろう…
僧侶
僧侶
僧侶
モブ
モブ
モブ
レトルト
ガッチマン
キヨ
キヨ
僧侶
僧侶
ガチャ(火葬の扉が閉まる)
モブ
モブ
モブ
レトルト
ガッチマン
キヨ
ふわっ(何かが頭の上に乗る)
キヨ
うっしーの手だ…間違いない…俺が…泣いた時に、優しく撫でてくれた…手の温もりもうっしーそのものだった。
キヨ
優しく撫でてくれるうっしーは「もう泣くなよ」とよく言っていた。頭の上にある手を俺が泣き止むまでずっと乗せていた。
あぁ、そっか…うっしーは俺に「泣くな」って言ってるんだ…でも…寂しいよ…
キヨ
キヨ
いつまで泣いてんだよ。
キヨ
え?今…うっしーの声がした…
キヨ
なんだよ
キヨ
はぁ…もう泣くなって お前が笑顔じゃねぇと俺、あっちに行けないんだわ
うっしーは俺の髪がぐしゃぐしゃになるまで撫でてくれた。
うっしーの事が大好き、いなくなって寂しいって言う事とか沢山うっしーに伝えた
そして…ずっと泣き止まなかった。泣きすぎて目が痛いのに…沢山泣いた。 うっしーは優しく笑って撫でてくれた。抱き締めてくれた。
キヨ
うん
キヨ
キヨ
……キヨのその言葉嬉しいし…俺も帰ってきたいけど…
帰って来れないんだよ… ごめんな……
キヨ
ごめんな… 本当に…ごめん
キヨ
キヨ
そうだな…
キヨ
キヨ
俺はお前のものじゃねぇ!!
キヨ
キヨ
えっ…何で…!? 誰から聞いたの!?
キヨ
おいぃぃ… 何やってんだよ……
キヨ
キヨ
分かった、分かったからそんなドヤ顔で言うな!
キヨ
やっぱり、うっしーと話してる時が一番楽に話せるし笑顔で話せる
うっしーと話すと疲れていたものが瞬時に吹き飛ぶ。心が…うっしーの笑顔と元気で満たされていく。 俺はそれが魔法だと思う。うっしーだけが操れて俺だけに効果がある魔法…。少し特別感を感じて照れてしまいそう…。
あ、俺…そろそろ、いかないと…
キヨ
うん。
キヨ
大丈夫。いつでもお前を見てる
キヨ
キヨ
お前は、生きる義務がある。
キヨ
その義務を最後まで果たすべきなんじゃないのか?
俺は義務守ったのにお前が義務守ってなかったら不平等だろ?
だから、生きろよ
キヨ
なぁ、キヨ
大切なものを失っても見つける事は出来る。 見つけるためには、動くしかない。そのために足や手、目がついてんだろ?
その足や手とかを無駄にすんじゃねぇよ。 まだまだ長いだろ?
キヨ
キヨ
キヨ
おう、頼んだ
じゃぁ…寂しくなるが…
じゃあな
キヨ
キヨ
……なんだよ
キヨ
キヨ
………ふふっ
当たり前だ
キヨ
キヨ
キヨ
お前の気持ちが変わらなかったらいいよ
キヨ
キヨ
キヨ
やっぱり…笑顔が似合うな(ボソッ)
キヨ
キヨ
おう、またな
うっしーの気配が完全に消えた…寂しいな…
頭にはまだうっしーの手の温もりが残っている…
レトルト
ガッチマン
キヨ
キヨ
レトルト
ガッチマン
キヨ
レトルト
ガッチマン
キヨ
ガッチマン
レトルト
キヨ
キヨ
レトルト
ガッチマン
レトルト
ガッチマン
2人にはうっしーの声が聞こえてないみたいだ。少し…勿体ないなって思う。 けどうっしーは俺の為に前に現れてくれたんだよね。
キヨ
レトルト
ガッチマン
キヨ
キヨ
キヨ
ガッチマン
レトルト
キヨ
キヨ
レトルト
ガッチマン
キヨ
ねぇ、うっしー 俺さ…うっしーの事好き。本当に好き。 両思いだった事、好きだった事をなくしたくない。 だから今度お揃いの物買おうよ! 俺が買ってくるからさ!何がくるか楽しみにしててね!
キヨ
俺…うっしーがいないのが怖かったけど…今は笑顔でいれるよ。 うっしーのおかげだね。
ありがとう…
コメント
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うわぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁあ!!!!!!!!うっしー!!!!!!!!やだぁあぁあぁあ……てかその轢いた奴さ?ガチでぶち〇すぞ まずうっしーを〇した そしてガッチさんとレトさんとキヨを泣かせた 来世も来来来世も来来来来来来世も〇してやんよ