マックス
俊一!久しぶりだな!
伊部
マックスㅎ立派に髭まで生やしちゃってさ、元気そうだな.
マックス
やめろよな…息子にも同じこと言われてんだ.
伊部
……ㅎㅎ
世間話を終えたあと、妙に静かな時間が流れた.
マックス
英二は今どこに?
マックスが真をついてきた
伊部
59丁目のアパートさ.
マックス
そうか….あの日から
3年も経ったんだな.
3年も経ったんだな.
伊部
ああㅎㅎ
マックス
懐かしいようで、早いな…
アッシュ
父さん?
マックス
つったく、お前は…
マックス
都合のいい時だけ俺を使いやがって….
アッシュ
悪いなㅎ今だけの辛抱だ.
そうアッシュは笑い、コーヒーをかき混ぜた.
アッシュ
父さん、ミルクと砂糖ある?
マックス
本当に…懐かしいんだ.
昨日のようにアッシュの輪郭がはっきりしていた.
伊部
あぁ、本当に…
俊一が俯く.
伊部
こんなことになるなんて…
マックス
そのことなんだが伊部.
伊部
……なんだ.
マックス
俺はあの事件をずっと追っている.
伊部
ラオがアッシュを刺した事件だろ?あれは…言葉だけじゃどうも言い尽くせないな.英ちゃんを思い出す….
マックス
だが、どうも解消できない事柄が一つだけある.
伊部
……それは、
マックス
『アッシュは死んだ』
マックス
だが、肝心の死体が見つからない.
伊部
死体が…?
マックス
ああ.あの血の出方は急所を狙ったんだろうな.確実に死んでいる量だった.
マックス
DNAもアッシュと一致している.
伊部
…なら、やっぱり…
マックス
でも、死体がどこにもないんだ.現場検証では誰かが持ち出したという意見もあったそうなんだ.専門家がだぜ?ㅎㅎ
マックス
このままじゃこの事件はお蔵入りだㅎ
俺はこの専門家と話を進めている.
俺はこの専門家と話を進めている.
伊部
つまり…
マックス
そう、アッシュは今でも
どこかで『生きている』
どこかで『生きている』
伊部
そんな都合のいいこと、
マックス
抗ってみないか?俊一.
マックス
俺はこの運命を受け入れるのだけは否定したい.
伊部
……!
マックス
手伝って欲しいんだ.
そうマックスは俺を見つめた.
アッシュ
俺は誰にも支配されない!
お前たちに負けない!!
お前たちに負けない!!
_アッシュの目のように_
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