オスマン
誰も居ない屋上、静かな空 俺は疲れてしまった時にここに逃げてくる
ひとらんらん
オスマン
ひとらんらん
オスマン
ひとらんらん
ひとらんが隣に座ると体を固めていた 力が溶けていった
ひとらんらん
オスマン
俺は産まれた時から顔が整っていた その影響か周りは俺に"男としての完璧"を求めた 容姿端麗、文武両道な人当たりのいい男 それを強制されて演じるしか無くなってしまう
オスマン
ひとらんらん
オスマン
渡されたのは可愛いラッピングがされた 美味しそうなクッキー達がキラキラと輝いている
オスマン
ひとらんらん
オスマン
ひとらんらん
オスマン
ひとらんらん
幼い頃から側にいたひとらんは 俺の全てを理解して寄り添ってくれる こうやって二人っきりで話す時が1番素で居られる
オスマン
母
父
オスマン
学校が終わり帰宅すれば見たくもない顔が並ぶ 平然と笑顔を貼り付け、ソファに座る
父
オスマン
母
オスマン
母
父
父
オスマン
父
母
オスマン
父
オスマン
珍しい言葉に少し身構えると 机の上に1枚の紙が置かれた、ポスターの様な物を手に取ると目を疑う
オスマン
父
母
父
オスマン
母
オスマン
父
オスマン
オスマン
鏡に映るこいつは腹が立つほどカッコいい 男らしさを具現化したような姿 コレを見るたびに腹が煮えたぎる様な怒りが湧く
オスマン
オスマン
ボロボロと溢れてしまう涙を裾で拭い ベッドの側に腰を下ろすと電話の音が聞こえてきた 急いでカバンからスマホを取り出し応答する
オスマン
ひとらんらん
オスマン
ひとらんらん
オスマン
オスマン
ひとらんらん
オスマン
ひとらんらん
ひとらんらん
オスマン
ひとらんらん
オスマン
ひとらんらん
ひとらんらん
「迷惑だった?」って優しい声で言うから 止まったはずの涙がまた出てくる 震える声で何とか言葉を返す
オスマン
ひとらんらん
ひとらんらん
オスマン
ひとらんらん
ひとらんらん
オスマン
切れた電話をベッドに置く いつの間にか止まっていた涙の跡を隠す
オスマン
オスマン
ひとらんらん
あのつまらなそうな目を見てると どうしても自分では力不足だと実感してしまう
ひとらんらん
ひとらんらん
集めた雑誌やネット情報を紙に書き起こし 自分なりに出来ることを考える それしか出来ないからそれを完璧に出来るようにする
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