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「ゆっくり茶番劇」を商標登録した件で騒動となっているユーチューバー・柚葉さんの所属コミュニティは2022年5月15日、柚葉さんを「警告処分」にしたと発表した。改善の見込みがない場合は、契約を解除するとしている。
【画像】ユーチューバー・柚葉さん
■「東方Project」の二次創作コンテンツを第三者が商標登録
柚葉さんは15日、「ゆっくり茶番劇」の商標権を取得したと発表した。商用利用する場合は許可を求めており、年間10万円の使用料が必要だと主張している。商標権を取得したのは「柚葉企画」という会社だとしているが、公式サイト上に法人情報は記載されていない。
ゆっくり茶番劇は、弾幕シューティングゲームを中心とした作品群「東方Project」の二次創作から派生した動画ジャンルだ。「東方Project」はZUNさんが同人サークル「上海アリス幻樂団」で展開した作品で、柚葉さんとは無関係だ。柚葉さんの商標登録についてZUNさんは15日、「法律に詳しい方に確認しますね」と自身のツイッターで発表している。
柚葉さんは、匿名クラブ(東京都板橋区)が運営するライバーコミュニティ「Coyu.Live」に所属している。ZUNさんのコメントから約1時間後、Coyu.Liveは次のように発表した。
「弊会所属ライバー『柚葉』(登録名:たまゆら)につきましては、所属規約および所属契約への違反が認められましたので、総合的に判断いたしました結果、本日付にて警告処分といたしました」
警告後、相当の期間を設けたにも関わらず改善の見込みがない場合は、契約を解除するとしている。
さらに16日には、柚葉さんの件について現在も調査中だとして次のように述べた。
「法律面の精査が必要ですので、今すぐに契約解除という事は判断は致しかねますことを報告させていただきます」