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悠佑
足、つった、息がもたない。 慣れている海だからって油断した。 泳げそうにもない。終わった。
悠佑
そんな風に思ってた時だった
りうら
下の方から声が聞こえてきて、 それから何かに掴まれた感覚がして…
悠佑
りうら
りうら
耳元で、誰かが笑っている。 酸欠で頭が回らないせいか、 考えることができない。
りうら
苦しそうにしてることに 気づいたのか、否か、ソレは 俺をぐんぐんと押し上げていった
悠佑
俺はどうやら助かったらしい。
悠佑
未だに荒れている呼吸をなんとかして おさめながら、俺を助けてくれたソレにお礼を言おうとした。
悠佑
悠佑
りうら
俺の目に映ったのは、人魚、だった
りうら
悠佑
驚きすぎて言葉も出ない。 幻覚でも見てるのかもしれない、と そんな風にも思う
りうら
悠佑
慌てて、自分のことを人魚だという ソイツに、名を名乗った
りうら
悠佑
その人魚は俺の手をとり、 至近距離でこう言った
りうら
悠佑
りうら
悠佑
思考停止した後にでてきたのは この言葉だけだった
悠佑
渾身のツッコミは海の波に 掻き消された。
to be continue……?