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鶴蝶

ここがお前の部屋だ

玲香

ありがと

鶴蝶

いいのか?今ならまだ逃げられるぞ。

玲香

…そっちこそ逃亡なんて勧めて大丈夫?

鶴蝶

全てわかった上で動いていたのだろう。わかっているさ。

玲香

なんのこと?

鶴蝶

素顔が分かってしまえばこちらに利用されることになるんだぞ。

玲香

私たちのこと利用するつもりなの?

鶴蝶

されてもいいのならこのまま逃がさないが。

玲香

好きにすれば

鶴蝶

そうか、まあ何もせずにここにいることもできないだろう。

玲香

私のこと最初からわかってたの?

鶴蝶

ああ、蛇王組の組長の一人娘だろう。

鶴蝶

まだ分かってるのは俺と九井だけだ。

鶴蝶

九井はわざと伏せたんだろうな。

玲香

分かってたんだ

玲香

もしかして、わざと誘拐したの?

鶴蝶

俺ら組織は組の奴らとの関わりは極力していない。

鶴蝶

こちらに好都合な場合か利用する時しか関わらないからな。

玲香

運が悪かったね 組の一人娘なんか誘拐して笑

鶴蝶

正直、組の娘の命なんて持っていたって俺らにとって不都合でしかない。

鶴蝶

ただ、ボスが何も言ってないってことはお前のことを気に入ってるんだろう。

玲香

鶴蝶

数日後、蛇王組から宣戦布告が来るだろうな笑

玲香

さあ、来るかな?

鶴蝶

何が企んでいるのか?

玲香

さあね

鶴蝶

鶴蝶

とりあえず今日のうちはここから出るなよ。

玲香

わかった

黒髪の男はそれだけ言い残して部屋から出て行った。

数分後

コンコンコン

九井一

入るぞ

玲香

あ、白髪の

九井一

九井ね笑

玲香

…シャネル?

九井一

なんでもいいよ笑

玲香

ココ

九井一

はいはい、玲香お嬢様

玲香

お嬢様って笑

九井一

実際お嬢様だろ?いい所の組の娘さんなんだからさ

玲香

知ってたの

九井一

情報収集は俺の仕事だからな、さっき伏せて悪かったな。

玲香

さっきの人が組のこと知ってるよって言ってた

九井一

ああ、鶴蝶?

玲香

たぶんその人

九井一

脅された?

玲香

いや、まだ今なら逃げられるよって言ってたよ笑

九井一

ふーん?あいつそんなこと言っちゃうんだな笑

玲香

ココも知ってるなら話は早いけど

九井一

鶴蝶がそんな発言をしたのはこの部屋にはまだ盗聴器や監視カメラが設置されてないからだよ。

玲香

気付いた

九井一

そのうち組織全体にこの情報は回るだろうけど

九井一

どうする?

玲香

私はこのままここに留まるのもありだと思ってる

九井一

まじ?

玲香

仕事に疲れてたし、気色悪い客の相手も、厄介な太客も嫌いだった

九井一

臭いおじさんの相手はきついよな

玲香

そんな中、組に戻るわけにもいかなくて途方に暮れてたのも束の間

九井一

なんで組に戻らないんだよ?揉めたのか?

玲香

…揉めた訳じゃない

玲香

…でも私が原因。

玲香

私の祖父、言えば元組長は私を庇って撃たれた

玲香

肩身が狭かった

九井一

甘やかされてただけじゃないんだな。

玲香

それでも私の命は狙われるばかりで、父さんにも迷惑かけてばかりだったから

玲香

逃げるように組から出て、上京してきたの

九井一

つらかったな

玲香

でも父さんと母さんは優しかったから、組を出て上京してからもお金に困ることはなかった。

玲香

働かなくても頑張れば暮らせたの

玲香

でも甘えてばかりではいられなくて、素直にすねをかじるだけでは私の心が駄目になっていくだけだった。

九井一

きつい過去だったな

玲香

こんな話してごめん

九井一

いや全然

九井一

話してくれてありがとな

玲香

うん

九井一

まあこれで逃がす気は一切なくなったけど笑

玲香

初めから逃げる気なんてないよ

九井一

俺あいつらより先に抜け駆けしちゃったな笑

玲香

抜け駆け?

九井一

なんでもない、気にすんな

九井一

欲しいもんあったら俺に言いな、買ってやるから。

玲香

ほんと

九井一

ほんとだよ笑

玲香

ありがとココだいすき

九井一

誰にでもそんなこと言うなよ?勘違いするから。

玲香

はあい

九井一

じゃ、また明日な。

九井一

お嬢様、いい夢を

玲香

うん、おやすみ

九井一

おやすみ

ココは玲香の頭を撫でたあとゆっくり部屋を後にした

玲香

…(ココは紳士だな、私の客もココだったらよかったのに)

部屋を出た後

九井一

…(あーがちやべえな)

九井一

(普通に綺麗だし、俺の前で気許しすぎだろ。)

九井一

(あんなん言われたら勘違いすんだろまじで。)

葛藤していたココであった。

鶴蝶

あ、おい九井

九井一

ん?なんだよ鶴蝶。どうかしたか?

鶴蝶

玲香のことなんだが…

九井一

玲香なら今丁度話してきたところだけど。

鶴蝶

ああ、俺もお前の前に話してきたよ。

九井一

どうしたんだよ?組のことか?

鶴蝶

ああ、今のところまだ組長から連絡は来てないが…

鶴蝶

バレるのも時間の問題だ。

九井一

まあそうだな。

鶴蝶

ここがバレることはないと思うが、蛇王組は敵に回すと厄介だから。

九井一

わかってるよ笑

九井一

望月にも話したか?

鶴蝶

まだ、ボスにも話してないからな。

九井一

俺らでコソコソしてるとイラついて撃たれるぞ笑

鶴蝶

そうならないように今から報告しに行くんだよ

九井一

俺も行った方がいいか?

鶴蝶

いや大丈夫だ、もう遅いから今日は解散で。

九井一

了解。

鶴蝶

じゃあまた明日

九井一

また明日な。

ある夜からキャバ嬢ではなくなりました。

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