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第9話 - ただ先後輩関係を書きたかっただけ【赤緑】

744

2024年07月19日

#色々注意

#nmmn

#sxxn

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ただ先後輩関係を書きたかっただけ

S

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ…

S

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ…

S

ｶﾀﾝ

S

……おし

S

深緑、お昼休憩入ります！

社員A

あ、了解。

社員A

もう書類終わったの？

S

はい！とりあえず貰ったものは

社員A

相変わらず凄いわねぇ

社員A

期待の若手社員なこと

社員A

お昼楽しんで〜！

S

ありがとうございます！

S

(お昼……お腹すいた)

S

(今日は俺の好きなものを好きなだけ詰め込んだ)

S

(すち専用弁当✨)

S

(これを食べて午後に望まなきゃ)

K

すちく〜ん！

K

一緒に食べようよ！

S

あ、こさめちゃん

S

こさめちゃんもお昼休憩もらったの？

K

うん！ひとまずね

S

ならあのオフィスで食べよっか

K

いよっしゃ〜！

S

ﾊﾟｶｯ

K

相変わらずすっちーの弁当美味しそうだね

K

朝から作るなんてこさめ考えられないわぁ〜

S

意外と楽しいよ？自炊も

S

自分の好きな弁当作れるし

S

このハンバーグとかね✨

K

それはすっちーだけだよ

S

こさめちゃんも相変わらずコンビニパン……

S

栄養が心配だよ……

K

大丈夫大丈夫！

K

最近は出前も取ってるから

S

主食は？

K

ゼリー

S

今日すーちーいーつーしにいくね

K

出たすーちーいーつーとか言いながら

K

野菜ばっか入ってるやつね

K

拷問

S

お助けと言って！

S

もう……ﾊﾟｸｯ

S

✨✨

K

ﾊﾟｸｯ

K

お、まじで美味い✨

S

あ、取られた……

K

へへ( ･´ｰ･｀)

S

ドヤらないでよ

K

てかすっちー今仕事どうなん？

K

聞いた感じだと

K

ええ調子らしいやん

S

あー…そうそう

S

部署変わってからは

S

大分慣れてきて

S

ササッと出来ていると思う

K

こさめもすっちーと同じ部署がいい〜

K

異動した〜い

S

あはは、俺もたまたまだからね

S

でも凄い期待されてるから答えなきゃ

K

すげぇ真面目だ

S

こさめちゃんも真面目でしょ

K

いや不真面目だよ？

K

同期の人に飽きられてるw

S

それはこさめちゃんがふざけながらしてるからでしょ

S

本気の力は凄いんだから

K

流石幼馴染、説得力すごい

S

ただ悪い面も知ってるけどね？

S

クビにならないかヒヤヒヤしてるんだから

K

善処しないわ

S

いやして？

H

ｶﾞﾁｬここなら食べれ……

H

げっ…

S

あ、…ﾍﾟｺ

K

？…あなた

K

……

K

誰ですか？

S

！？！？

S

こさめちゃん失礼だよ💦💦

S

この人俺の部署の先輩！

K

へぇ〜すっちーの先輩なんだ

K

どもども！深緑の同期の雨乃です〜

K

よろしくお願いします〜！

H

……

H

何だこのガキ

K

初対面ガキ！？

S

ちょこさめちゃん！

S

俺の先輩！！ｸﾞｲ

K

うわぁ！(Sの後ろにいかされる)

S

すみません赫暇さん💦

S

この馬鹿が

K

(馬鹿！？え、すっちーの口から！？)

H

お前の同期なら

H

しっかり教えとけよ

H

上下関係ぐらい

S

すみません💦

H

というか

H

…昼休憩終わってるんじゃないのか？

H

時間にルーズなの迷惑

H

しっかりして

S

ご、ごめんなさい！💦

S

すぐに戻ります

H

あと……

H

課長が言ってたけど…

H

多分仕事増えてると思うから

H

全部やっとけよ

S

そ、そうなんだ…

S

分かりました

H

…ﾃｸﾃｸｶﾞﾁｬ

K

……何かきつ〜

K

あの人厳しくない？

S

…何か聞いた話だと

S

あの人この部署で

S

1番厳しい人らしい

K

へぇ〜…

S

仕事も凄い人だし意見も鋭いから

S

みんな説教されると反論できないらしいよ

S

こさめちゃんも多分反論できないだろうね

K

こさめでも？

S

うん

K

まじか〜

K

てことは偉いんじゃない？

S

いや……なんか

S

課長とかの立場いけるけど

S

断ってるらしい

K

う〜わ

K

そういう人ね

S

はぁ…やらなきゃな

K

まぁ根詰めし過ぎないようにね〜

S

うん………ありがと

S

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ…

H

おい

S

！？、は、はい！

H

お前…ここ

H

間違えてんぞ

H

手間かけさせるな

S

あ、…本当だ

S

指摘ありがとうございます。

S

すみません💦

H

……書類…それ今日分か

H

やけに多いな

S

はい

S

結構やったんですけど…

S

やっぱ…書類って減らないですね

H

……ふ〜ん…

H

お前の作業が遅いだけか

S

ｽﾞｷｯ…ﾊﾟｷﾝ…「心が折れる音」

H

まぁ終わらせろよ

H

残業とかになったら

H

色々こっちもめんどいし

H

……ﾃｸﾃｸ…

社員A

……深緑くん

社員A

大丈夫だった？

S

……ダイジョウブデス

社員A

赫暇さん…厳しいからね

社員A

目はつけられないほうがいいわよ

S

厳しい方……

S

(共通認識なんだ)

S

(ｽｩｰ……誰か絆創膏持ってきて(泣))

【会議】

課長

ーーーで

課長

ーーーーー……

課長

ーーーだから

課長

……この件は

課長

赫暇…いいか？

H

……はい…

課長

でも1人じゃキツいか

H

いや1人でできますよ

課長

……そう言われてもなぁ

課長

…ならあと1人だけつけよう

課長

……赫暇と

課長

深緑、行けるか？

S

！！(お、俺！？)

S

は、はい！

S

行けます！

H

…………

S

(明らかに嫌な顔してる…)

S

(申し訳ないぃ〜)

課長

なら……次は……

課長

これで終わりだ

課長

各自取り掛かってくれ

社員達）はい！！

H

深緑

S

赫暇さん…

H

ちょっと来い

S

ﾃｸﾃｸ…

S

(なにするんだろう)

H

ここでいいか

S

……はい

H

正直言って

H

1人の方が効率いいから

H

お前は今回のこと取り掛かるな

S

！？

S

お、俺もやりますよ！

H

……俺1人の方がいいって聞こえない？

H

入って1年程度の若手社員

H

おぶらないといけないのは

H

キツいんだけど…

H

しかもこれ大事なやつ

H

失敗は許されないの

H

だから俺がやる

S

………ｯｯ

H

分かったなら…

H

早く仕事に戻れ…ﾃｸﾃｸ

S

………

S

……(確かに赫暇さん優秀だし)

S

(そうかも知れないけど…)

S

(けど……)

S

………あるんですよﾎﾞｿｯ

H

……？

S

俺にもプライドがあるんです

S

期待されてるんで俺も

H

！……

S

俺、ずっと大人しいだけじゃないんです

S

あなたの言う通りに動く都合のいい部下じゃないんですよ

S

部下には部下なりに

S

意志がありますからね

S

……いつも説教垂れ流して

S

俺を見下している

S

赫暇さんよりも

S

……

S

優秀な成績を収めたら

S

あなたは俺を

S

認めてくれますか？

H

………

S

例え赫暇さんの案の…

S

1人のほうが効率良かったとしても

S

俺は絶対に下がりません。

S

ボロボロに言われても

S

引き下がりません。

S

メンタルブレイクされても

S

立ち直ります。

S

そして……

S

そんな案をもう言えないぐらい

S

成長しますから！

S

だから……

S

俺も…一緒にやったら駄目ですか？

H

…………

H

口で言うのは簡単だ

H

お前の言ってることも

H

綺麗事かもしれない

S

……

H

でも、それが綺麗事じゃないなら

H

誠意を姿で見せろ。

H

俺は1人でやるのを提案したからな

H

もしミスっても

H

お前のせいって

H

押し付けるからな

S

！…はい！！

S

ありがとうございます…！

S

(緊張したけど…)

S

(納得できてよかった)

S

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ…

S

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ…

S

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀﾝ

S

完成！……

S

提出しに行こ

S

(これで3回目…通るかな…)

S

赫暇さんできました！

H

ﾁﾗｯ…ん

S

はいどうぞ！

H

ｶﾞｼｯｯ………

H

…………

H

……ふーん…

S

……ﾄﾞｷﾄﾞｷ

H

……中々いい目の付け所だ

H

だけど、まだ甘いな…

S

ｳｸﾞ………

H

…あとは俺が修正する

H

お前はもう帰れ

S

いや俺がやります！

S

俺が……

H

深緑ｷﾞﾛｯ

S

ﾋﾞｸｯ

H

早く帰れ………

S

……はい…ﾃｸﾃｸ

S

(何か…前よりも厳しい)

S

(対面だとめちゃ怖い…)

H

課長

課長

ん、2人ってことは

課長

アレか

H

はい……こちらを

課長

………ふむ

課長

……………

課長

なるほど……

課長

いいじゃないか！

課長

流石2人だ

H

……ざっす

S

ありがとうございます！

課長

これは社長に渡しておくよ

課長

これの件については期待してていいぞ

S

はい！

H

はい、それでは失礼します

H

行くぞ深緑

S

あ、はい！

H

……

H

仕事は終わりだ

H

また通常に戻れ

S

はい

S

ありがとうございましたﾍﾟｺ

H

………

H

……

H

ﾌﾝ…ﾃｸﾃｸ…

S

……

S

認めてくれなさそう…

S

はぁ…もっと頑張らなきゃ

ある日……

社長

みんな集まってくれ！

S

？…社長？

S

(部署関係なく集めてる)

S

(何かあるのかな？)

社長

…ふむふむ

社長

全員いるな！

社長

今から少し…

社長

報告がある

社長

実は……この会社

社長

最近は急成長を、遂げて

社長

安定期に入ることができた！

おぉ〜！！

社長

そしてだ

社長

これから他の会社とも関わり

社長

大きくなる予定

社長

こんな凄いことはあまりないぞ

S

(本当にすごいお知らせ)

社長

ここまで大きくさせれてくれたのは

社長

君たちのおかげだ

社長

ありがとう。

社長

……てことで、

社長

その感謝を込めて

社長

みんなで飲みに行くぞ！！

社長

もちろん俺のお金だ！！！

S

！？

いえ〜い！

S

(…飲み会？)

S

(……不味い💦💦)

S

あ、あの…ﾎﾞｿﾎﾞｿ

S

俺は……その……ﾎﾞｿﾎﾞｿ

社長

あ、因みに

社長

雨乃以外に欠席のやついるか？

社長

ここにいる全員のご飯は用意してあるし

社長

貸し切りもしてある

社長

いないやついないよな？

S

………

S

(もう行きたくないなんて言えない雰囲気になっちゃった)

S

(本当にやばいかも…)

Sくんは

人一倍お酒が駄目な体質

飲まないとかじゃない、飲んだら駄目な人

普通の人よりも数倍アルコールの分解酵素の働きが薄く

ちょっと飲んだだけでも

目眩や頭痛、吐き気が押し寄せてしまう

S

(いつもなら)

S

(こさめちゃんが隣で守ってくれるのに)

S

(最近…熱出して休んでるから)

S

(守ってくれる人もいない💦)

社長

それじゃあ行くぞ！

課長

え、無料ですか？

社長

あぁ！

課長

おっしゃー！飲むぞ！！

S

……

S

(……やばい💦)

ﾜｧ~ﾜｧ~ﾜｧ~ﾜｧ~

S

…………

課長

ほい、深緑！

課長

これ！ビール！！

S

…あ、ありがとうございます

S

因みにそのビール

S

見せていただけますか？

課長

ほい！

S

(度数8%！？)

S

(そんなのもう即落ちる)

S

(そもそもビール自体も天敵なのに…っ)

S

………どうしよ……ﾎﾞｿ

H

あ？なんか言ったか？

S

あ、なんでもないです

S

…赫暇さん

S

飲み物何にします？

H

………

H

麦茶

S

はいわかりました！

S

ｵｲｼｮ……どうぞ！

H

………ん、

H

………

社長

それじゃあ持ったかな

社長

それでは…会社の成長とともに

社長

かんぱーい！

乾杯！

S

か、かんぱーい……

S

(飲んだフリしてビール放置しよう)

S

(なんとか誤魔化さないと…！)

S

「口につけるが飲んではない」

課長

かぁー！！

課長

美味い！

課長

最高！！

課長

なぁ深緑！！

S

あはは…そうですね……

数十分後

ﾜｧ~ﾜｧ~ﾜｧ~ﾜｧ~

S

(騒がしくなってきたなぁ)

S

(まぁほとんどの社員がいるから)

S

(静かになんてならないか…)

課長

うがぁー……///

課長

ﾋｯｸ……///うぃ〜…//

社員A

うわ…課長……//

社員A

酔いすぎですよ〜///

S

あの…水どうですか？

S

顔…赤いですよ？

社員A

私は大丈夫よ//

社員A

酔ってない酔ってない！///

S

一応水飲んでください！！

課長

ふかみ〜…///ｶﾞｼｯｯ「肩組み」

S

うぇ！？…(お酒臭い…ｯｯ…)

課長

ほんとうに…ありがとなぁ…///

課長

おめぇーにはたすかってらぁ…////…ｺﾞｸｺﾞｸﾌﾟﾊｧ

S

ありがとうございます！

S

ところで課長…

S

課長もお水飲みましょう💦💦

課長

あ、？//みずぅ〜？

課長

おとこはだまって！みずよりも！//

課長

さけぇ〜！！ｺﾞｸｺﾞｸ

S

(あ〜この人だめだ……)

社長

ここは楽しんでくれてるかなぁ

S

あ！社長

社員A

社長！お疲れ様です///

課長

しゃちょ〜…ｳｨｽ///

H

………うっす

社長

田中君(課長)は潰れちゃったみたいだね

社長

深緑くんが介抱してるのか

社長

大変だねぇ

S

いえいえ……！

S

できることをやってるだけです！

社長

その真面目さが

社長

君の強さなんだろうね

社長

君のことはかなり評価してるよ

社長

特に赫暇くんと深緑くんの

社長

最近の仕事課題

社長

あれはかなり成功したよ

S

！！

S

やった…！

H

へぇ…

社長

今後も頼んだよ2人とも

H

まぁ…やるだけなんで

社長

赫暇くんは

社長

相変わらずこういう場は

社長

盛り上がらないねぇ

H

……静かが好きなので

社長

はは！そうか！！

社長

深緑くんはどうだ？

社長

楽しいか？

S

え、あぁ……まぁ

S

ただ、雨乃も居たら楽しいんですけどね

社長

雨乃くんか

社長

仲が良いのかね？

S

はい！幼馴染です！

S

親友です！！

社長

そうかそうか！

社長

なら……雨乃くんも

社長

楽しまないとな！！

社長

すみませーん

社長

アレ持ってきてください！

S

？？

社長

ｵｲｼｮ……ｱﾜｱﾜｼｭﾜｼｭﾜ

社長

ほい！これ！

S

！？！？

S

び、ビール……

社長

ここの店の1番高いビールだ！

社長

遠慮せず飲みなさい

社長

私の奢りだからね！

S

あ、あ、…

社長

？……どうした深緑くん？

S

いえ……何でも……ないで、す……

社長

もしかしてビール苦手か？

社長

大丈夫！

社長

これはビール嫌いな人も飲めるぞ！！

社長

ほら飲んでみて！

S

(どどどど、どうしよう💦)

S

(まさかの…まさかの)

S

(社長からの……ビール💦)

S

(これを飲んだら間違いなく終わる)

S

(高いビールなら絶対に度数も高いし…)

S

(もしかしたら救急車行き…！)

S

(でも社長の気遣いを無視するのも)

S

(社長の気分を害させるし)

S

(もしかしたら「俺の酒が飲めねぇのかっ！」ていうエグい状態になるかもしれない…)

S

(凄いこっちを見てくるから)

S

(飲んだフリもできない…)

S

………っ…っ……

H

…………はぁ

H

ｶﾞｼｯｯ…ｺﾞｸｺﾞｸ

S

！！

社長

あ、！赫暇くんそれは…

H

！！っ………ふぅ……

H

あ、……これ…深緑…のか

H

すまんすまん……代わりに…これ

H

のん……で…ｻﾞｯ

S

あ、赫暇さん…

S

ありがとうございます

S

っ…

S

ｶﾞｼｯｯ(グラスに口を近づける)

S

！？！？

S

(……嘘)

S

(これ…匂いからわかる)

S

(このグラスに入ってるもの)

S

(ビールじゃない！)

S

(烏龍茶だ！)

S

ｺﾞｸｺﾞｸｺﾞｸｯｯ

S

ふぅ……飲みました

社長

美味いか…ビール

S

は、はい…もうそれは

S

好きになりました〜！

社長

そうかそうか！

社長

よかった

社長

より楽しんでくれたまえ

S

はい！

社長

ﾃｸﾃｸ…

S

………

S

赫暇さん

H

………んぅ？

S

あの…その……

S

助けてくれてありがとうございます

H

……べつ……に…

H

なにも……して…なっ………

H

っ………

S

赫暇さん？

S

赫暇さん！？「顔を除く」

S

！……顔色悪いですよ！

H

っ……いや…だいじょ…ぶ…

S

大丈夫じゃないですよそれ！

H

まじで………いいって……っ

S

ｽﾘｽﾘ

S

すみません少し抜けます！

課長

えぇ〜ぬけるの？///

課長

かえってきたらのめよ〜！！//

S

あはは……頑張ります💦

S

ほら…赫暇さん！ｶﾞｼｯｯ

H

……ﾃｸﾃｸﾃｸﾃｸ…

S

……ﾃｸﾃｸﾃｸﾃｸ…「肩を貸す」

S

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

S

はい！買ってきました

S

水…飲んでください

H

……ｺﾞｸｺﾞｸ……

H

ｺﾞｸｺﾞｸ………ふぅ…

H

………

H

悪いな

S

いえ！

S

全然大丈夫です！

H

……

S

……

S

あ、あの…

S

お酒…だめな人ですか？

H

……

H

まぁな

S

！

S

そうなんですか……

H

こういう飲み会のときは

H

他人から酒なんか貰わず

H

自分で麦茶とか注いで飲んでた

H

………だからさっき

H

ビール飲んだときも、強がってたけど

H

めちゃキツかった

S

え……ならなんで

S

俺のビールを飲んだんですか

H

……お前

H

きっと俺と同じなんだろ？

H

酒飲めない

S

！！

H

会社にいたときから

H

様子おかしかったからな

S

……はい…実は…

H

……そうか

S

もう飲んだら駄目な人種で

H

なら強がって飲んだのは正解だったな

S

…迷惑かけてすみません

H

はぁ………

H

…お前さ

H

他人のこと気にし過ぎ

S

えっ？

H

……素直に言えばいいのにそんなの

H

言ったからって雰囲気が壊れるとか

H

ないから

S

…でも「飲め！」みたいに言われる可能性も

H

なら…俺が今回みたいに守るから

S

！！

H

素直に楽しめよ…

H

お前は俺と違って

H

飲み会とかの雰囲気は好きだろ？

S

……そりゃ

S

好きですよ、わいわいするのは

S

ここの会社はみんないい人ですから

H

……ふーん

S

……あの…

S

赫暇さん

H

………なに？

S

俺を守ってくれたのは

S

何でですか？

H

……

S

その言い方だと

S

俺のビールを飲んだのは

S

わざとですよね

S

しかも烏龍茶まで用意してくれて

S

…そんなことしても

S

メリットは一切ないと思うんですけど

H

………はぁ

H

自分の気に入った後輩を守るのに

H

理由なんていらないだろ

S

！…気に入った…

H

俺…厳しいだろ？

S

はい、まぁ…

H

自分でも…厳しくしすぎたと分かってるんだけど

H

……甘いだけじゃやってけないのは

H

俺がよく知ってるから、

H

いろんな奴に厳しく当たっちまう

H

そのせいでみんな俺を嫌う

H

離れていくんだよ

H

………一緒にやっても

H

結局みんな厳しさに耐えれず

H

俺じゃなくて違う人の下につく。

S

……

H

でも…お前は違う

H

初めてだぜ？

H

俺に啖呵切ってきたやつ

H

……2人でこなした仕事も

H

若手お前には重い仕事と思って

H

わざと突き放したのに

H

やりますやります……って

H

うるさいほどがっついてきて

H

正直迷惑すぎ

S

むぅ……それほどやりたかったんです

S

あなたに技量を測られて

S

俺の価値を決められてるのが

S

気に食わなかったから

H

…ふはっ

S

？？

H

普通だったら俺にそんな考え抱くやつ

H

まずいないぜ？

S

…そうなんですか？

H

あぁ……

H

その後にも

H

俺がどれだけ厳しく言っても真摯に受け止めて

H

改善して結果を出してきた

H

それは誰もができるわけではない。

H

自分に厳しくあり続けた結果だ

H

そのストイックさ…

H

俺は好きだぜ

S

！！

S

ま、まさか……赫暇さんに

S

そんな事言われる日が来るなんて…！

H

びっくりしすぎだろ

H

……はぁー

H

俺はもうとっくにお前を認めてる

H

俺以上のストイックさと真面目さ

H

何事にも目を背けない態度

H

そして俺には劣るが

H

仕事の技量

H

凄いと思うぜ…本当

S

…劣るってなんですが

S

俺も凄いです！

H

そうか？

S

そうです！

S

……多分

H

多分って…自信ないじゃん

S

でも！でも！いつか…

S

越えますから

H

……ふっ、楽しみにしとくわ

S

ﾆｺはい！

S

(初めて…初めて！)

S

(赫暇さんと楽しくおしゃべりできた！！心開いてくれた)

S

(嬉しい…！)

S

(微笑んでくれる赫暇さん…)

S

(かっこいいなぁ……)

H

はぁー…話してたらこんな時間か

H

俺は帰るわ

S

えっ…

S

どうしてですか！？

H

もうあんな所勘弁

H

それに…この気分の良いまま

H

終わりたいからな

S

……

H

お前は…まだ楽しんで来いよ

H

じゃ、介抱ありがとな

H

ﾃｸﾃｸ…

S

……

S

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ「Hについてく」

H

！……

S

俺赫暇さんと…いたいです

S

赫暇さんとの方が楽しいから

H

………

H

変わったやつ

S

変わってないです！

H

まぁお前が決めたなら止めないけどな

H

なら…帰るぞ

H

………すち

S

！！

S

名前…

H

…俺のことも

H

好きに呼んでほしい

H

あと、オフは敬語無しで

S

…ならひまちゃん

H

まさかのそっち？

H

ひまちゃん？

H

なつじゃなくて？

S

そっち！

H

w……

S

！(笑った…！)

S

ﾆｺ……ひまちゃんと仲良く慣れてよかった！

H

………急に変なこと言うな…

H

ほら、帰るぞ

H

ここ居ても寒いし

S

うん！

S

明日からもお仕事一緒に頑張ろうね！

H

おう

H

ﾃｸﾃｸ

S

ﾃｸﾃｸ

S

ねねひまちゃん？

H

ん？

S

俺をひまちゃんの部下にするように

S

社長にお願いできないの？

H

多分お願いしなくてもできるぞ？

H

俺の部下いないから

S

俺が1番？

H

うん

S

やった！

H

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次の日

勝手に帰った2人は

課長から怒られたが

2人は笑い合って受け流した

END