あいして

合宿が終わって、家に帰ってくると母さんたちが怒ってた。

合宿で家を空けたから。

家事しなかったから。

だから怒ってるんだ。

学校を辞めらせられたら、きっと影山にも月島にもみんなにも会えなくなる。

もっと学校に行きたい。

みんなとバレーがしたい。

多分、きっとそんな願い叶わない。

もぅ···むり、なのかなっ。

ごめんなさい。みんな。

ごめんなさい···っ。

その後、親から退学届けを書かされた。

親と一緒に学校へ渡し、今日だけはと先生の提案で今日だけ特別に授業を受けた。

これも、最後の授業。

最後のクラス。

最後の、学校。

最後の、部活。

だめだよ。

ないちゃ、だめ。

わらわないと、でしょ？

明日は、居ないよ。俺。

ﾀｯ

ごめんなさい。

みんな、さようなら。

また、会えたら···謝るね。

それから学校を辞めて、いつもの生活に戻った。

親からは殴られ、家事を全部やらされる。

そんないつもの毎日。

おれは、どうなっちゃうんだろう。

ｶﾞﾁｬｯ

ここは、何処だろう。

ﾄﾞｻｯ

どうせ、おれなんか···。

それから俺は何回もオジサンの相手をした。

ペニスを弄られたり、ケツの中を弄られたり。

更には、俺のケツにオジサンのペニスを突っ込んだり。

ペニスを舐めたり。

おれは、よごれた。

きたない。

くさい。

きもちわるい。

はやくおわれ。

はやく。

ないても、とまってくれない。

いたいっていってもだめ。

いやだっていっても、たたかれるだけ。

どうすればやめてくれるんだろう。

いたいのいやだ。

こわいのいやだ。

きもちわるいのいやだ。

くさいのいやだ。

だれか、たすけてよっ。

数週間後。

つかれた。

なくのも、わらうのも、おこるのも、しゃべるのも。

なんか、もういいや。

だれも、たすけてなんかくれない。

きたないおれに、さわりたいやつなんていない。

どうせ、おれはわるいこなんだから。

はやく。

はやく、しにたい。