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太った彼女とモテモテな男子 13

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太った彼女とモテモテな男子 13

1 - 太った彼女とモテモテな男子 13

♥

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2020年08月11日

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○○

(すっかり暗くなったな…)

○○

玄樹にLINEしよ

○○

「入院前玄樹が私の家に来たいって言ってたけど今から家に来る?」送信と。

私が1人で帰ってると髙橋先輩と永瀬先輩に出くわしてしまった

○○

(最悪…)

髙橋海人

永瀬廉

○○久しぶり!

○○

あ、先輩…久しぶりですね!

永瀬廉

ん!あのさよかったらなんやけど

○○

はい…

永瀬廉

…ん〜玄樹くんと紫耀くんっておるやん?

永瀬廉

もうその子らと話さんといてくれへん?

○○

え?

永瀬廉

…話さんで俺のとこに来て欲しい。

○○

…先輩彼女いますよね?

永瀬廉

あいつは彼女ちゃう。たまたまいやいやデートもどきをしただけ

○○

(絶対裏がある…)

永瀬廉

なああかん?

○○

…どうして?

永瀬廉

どうしてやと思う?

○○

そんなんわからないです…

永瀬廉

…ふ〜ん、俺ショックやな

髙橋海人

廉が言ってんだろうが、従えや!

永瀬廉

…○○に拒否られるなんて辛いわ…

○○

(思ってもないくせに…)

永瀬廉

…そうや、じゃあLINEは?

○○

LINE?

永瀬廉

LINE追加もあかん?

○○

どうして先輩は私にそこまで迫るんですか?

永瀬廉

迫る?

○○

私なんかに優しくしても何も出ませんよ 笑笑

精一杯の愛想笑いでその場を去ろうとしたら髙橋先輩に腕を掴まれた。

髙橋海人

頼む。廉からの頼みだから

○○

え?

永瀬廉

俺、一人暮らしなんやけど…今日だけ料理作りに来て欲しい…

○○

料理?

永瀬廉

迷惑?

○○

いや…はい…

永瀬廉

迷惑か。じゃあしゃーない!○○いくで!笑

そういい永瀬先輩にも腕を掴まれ持ち前の俊足でどこかに連れ去られた

髙橋海人

はい…じゃあ俺はこの辺で。

永瀬廉

ん、ばいばい

髙橋海人

ばいばい。あ、○○、廉になんかしたら許さねえから…

○○

(玄樹ごめん…でもなんか証拠が掴めそう。)

連れ去られてきたのは一人暮らしとは思えないほど立派な家だった。

永瀬廉

入って?^^*

○○

えっと…

永瀬廉

緊張せんといてや?な?

そういい私は永瀬先輩に背中を押され家に入れられた。

永瀬廉

ずっと1人やったから誰かがそばにおったら幸せやわ

○○

ありがとうございます…

永瀬廉

部屋紹介するわ。ついてきて

○○

は、はい…

永瀬廉

…ここが俺の部屋。

○○

…あ、あ…広いですね…

永瀬廉

やろ?

○○

永瀬先輩の家ってお金持ちですか?

永瀬廉

まあ両親がずっと頑張ってくれてたからな

○○

(嘘だ…紫耀は永瀬先輩の父親がなんかやらかしてたみたいな言い方してたって)

永瀬廉

今日だけでいいからお願い。

○○

今日はなにかあるんですか?

永瀬廉

友達が来るって言うてんけど
ご馳走とか作れへんから俺

○○

あ、ならいいですよ!

永瀬廉

ありがとう!じゃあお願い

○○

(うわぁ冷蔵庫の中充実してる…)

数分後私はさっそく食材に手をつけて料理をし始めた。

永瀬廉

○○、LINEきてんで?

○○

え?LINE?

手が離せなくなってる私は焦りを感じていたけど…

○○

…見ないでください!笑笑

永瀬廉

見ないでくださいというか見えたわ…

○○

え?

永瀬廉

岩橋玄樹
「今から○○の家行く」って

○○

…先輩…

私は火を消してひと段落ついたあとに永瀬先輩の近くに向かった。

永瀬廉

…ふ〜ん付き合ってんだ?

○○

付き合ってはないです!

永瀬廉

なんでそんなムキになってんの?

○○

ムキになってないですよ…!

永瀬廉

顔みたらわかるけど?

○○

ほら?あの、、先輩は…私の彼氏じゃないから…その…心配しなくて

永瀬廉

じゃあ立候補してかまん?

○○

え!?

永瀬廉

声でか!(笑)

○○

いや…その…

永瀬廉

真剣やけど?俺。一途やし

○○

一途って…だって彼女みたいな人と

永瀬廉

だからあいつはどうしてもって聞かんかったから例外や

○○

あ、、はい。。

永瀬廉

で?俺と付き合う?付き合わん?

どうしよ、絶対思惑があるはずなのに… …でも 気になったのが永瀬先輩から好きとも言われていない。

なに求めてんだ私 こんな極悪人に でも永瀬先輩の告白をokしたら私、神宮寺先輩とも紫耀とも玄樹とも話せなくなる

だけど…okしなかったら 髙橋先輩と永瀬先輩に何されるかわからない…

けど私は…

○○

ごめんなさい…

永瀬廉

そっか…わかった。

この瞬間を境に 私は学校で周りから見る目が変わってしまった

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