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紙飛行機
ギギィ〜…と音がする扉を開ける
彼はすぐ此方を向いた
兄さん
兄さん
兄さん
グルッぺン
俺が問いを口に出すと
余裕そうな表情は消え去った
兄さん
兄さん
兄さん
兄さん
言葉を探しているかのような口調
彼はそれだけ言うと黙った。
暫しの沈黙
グルッぺン
兄さん
兄さん
兄さん
その方がお前っぽいと俺が言うと 彼は俺はアイツらとは違うからな と言った
グルッぺン
去り際に彼が言った言葉は
『墓参りくらいは、してやる』
ボソッと言った言葉だった
俺にはその言葉が、 "何か" を隠して言った様に聞こえた
気まぐれな時雨の場合
紙飛行機
紙飛行機
紙飛行機
紙飛行機
紙飛行機
紙飛行機