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練習中
石川の熱狂的な女子ファンがいる。露出も多いし、バレーには興味がなく石川祐希に興味があるらしい。
石川祐希の露出も多いファン
石川祐希
石川はあまりの視線の熱量と、バレー観戦らしからぬ露出度の高さに、石川は引きつった笑みを浮かべながら一歩後退りする。
髙橋藍
石川祐希
西田有志
石川祐希
関田誠大
コート上のどんな強打も拾う男たちが、一人の「ちょいやば美女ファン」を前にしてディフェンス陣形を崩しかけていた。
その時である。 それまで一言も喋らず、腕を組んでじっと考えていたリベロの山本智大が、スッと動いた。 山本は無言のまま石川に近づくと、なんの躊躇もなく、石川の逞しい左腕にそっと抱きついたのだ。まるで、長年連れ添った最愛の恋人のように、自然に、そして密着して。驚いて固まる石川をよそに、山本は抱きついたまま、最前列のお姉さんに向けて勝ち誇ったような視線を向けた。
山本智大
石川祐希の露出も多いファン
ファンの友達(モブ)
友達の腕を掴み、ドタバタと怒りの足取りで会場を去っていった。
山本智大
関田誠大
関田が感心したようにポンと山本の背中を叩いた。これ以上ない、最も平和で効果的な撃退法だった。
危機を脱し、ホッと胸をなでおろすメンバーたち。 しかし、山本智大という男の「悪ノリ」は、ここで終わるはずがなかった。山本はニヤリとあざとい笑みを浮かべると、再び石川の顔を覗き込んで、これ見よがしに甘い声を出す。
山本智大
完全にただのからかい、100%の悪ノリである。 普通なら「バカ言え!」と一蹴されるはずのセリフ。 だが、災難から救われた安心感と、山本のあざとさに脳の処理が追いつかなかった石川は、あろうことか呆けた顔で笑ってしまった。
石川祐希
龍神NIPPON
髙橋藍
関田誠大
西田有志
石川祐希
ずっとボロクソに言われてるキャプテン
西田がここぞとばかりに距離を詰め、石川を指差して吠えた。
西田有志
石川祐希
あまりにも不名誉な新しい肩書きをつけられ、石川の端正な顔が必死さで歪む。 そこへ、先ほどまで感心していたはずの関田が、般若のような顔で加勢した。
関田誠大
石川祐希
石川の全力の否定が響き渡る中、当の山本はといえば、石川の腕に抱きつかれたまま、どこか他人事のようにパチパチと瞬きをしていた。そして、めんどくさそうにジト目を石川に向ける。
山本智大
石川祐希
と石川が心の中で叫んだその時、 髙橋藍が深くため息をつきながら、哀れみの(フリをした煽りの)目を石川に向けた。
髙橋藍
石川祐希
石川のライフはもうゼロ寸前だった。しかし、関田の鋭い審美眼は、石川の「無意識の行動」を絶対に見逃さなかった。関田が石川の手元をバッと指差す。
関田誠大
石川祐希
言われて初めて気づく。石川は無意識に、山本の細い腰にしっかりと手を回し、自分のほうへ引き寄せていたのだ。慌てて手を離す石川に、関田がトドメと言わんばかりの超特大のドスを効かせた声をぶつける。
関田誠大
石川祐希
石川の絶叫が体育館の通路に虚しくこだまする。世界を相手に戦う日本代表の絆は、一人のちょいやば美女ファンと、リベロの悪ノリによって、跡形もなく大爆発を遂げたのだった。
フレブルル
コメント
1件
お疲れさまです、リオンです! 「撃退話」読みました。 めっちゃ面白かったです!山本さんのあの作戦、計算尽くの悪ノリだと思いきや、その後の石川さんの無意識の行動でチームが大爆発する流れ、完全にやられました(笑)。「即答すんな!!!!!」のツッコミには声出ましたよ。 バレー選手たちの関係性が絶妙で、ギャグとしてのテンポも良かったです。設定が「もしも日本代表にこんなことが起きたら」ってところも、ファン心理としてはツボです。 続きのR18も気になりますが、まずはこのギャグ路線もっと見たいです!感想は以上です!