テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
tae
tae
湯気で真っ白な浴室。 僕は逃げようとしたけど、濡れて滑るタイルに足を取られ、グガの腕の中にすっぽりと収まってしまった。
湿った熱気が、僕たちの間に重くのしかかる。
kook
kook
グガの低い声が、狭い空間に反響する。
濡れた髪から滴る雫が、僕の肩をなぞってゆっくりと落ちていく。
その"質感"に、背中がゾクゾクと震えた。
tae
tae
tae
水音に紛れて、僕の情けない声が響く。
グガは僕の"一番熱い場所"を、まるで体温を上書きするように、じっくりと、深く、執拗に愛でていく。
湯気で見えないはずなのに、グガの瞳だけが、獲物を捕らえた獣みたいにギラついて見えた。
kook
kook
お湯の熱さか、それともグガの執着か。
僕はもう、お互いの境界線が溶けてなくなるまで、ただグガの腕の中で波打つことしかできなかった。