コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
しょう
応答なし
しょう
応答なし
しょう
睦月が学校に来なくなってから3日が経った。
睦月からは何の音沙汰もない
メッセージに既読はつかないし、電話をかけても一向に出ない。
「大好きだよ」
あの日を境に、確実に睦月は何かが変わっていた。
張り付いた笑顔も、隠している左手首の傷も、何もかも踏み込む勇気がなかった。
大事な友達だとかなんだとか豪語しておきながらこのザマだ。自分の情けなさにほとほと呆れる。
しょう
睦月と真剣に向き合っていたつもりでいた自分の愚かしさを呪いながら、茜色の街並にただひたすらに自転車を走らせた。
やっとの思いで睦月の家に着いた。
全速力で自転車をこいだせいで息をきらしていた。額から汗が滲む。
しょう
ピンポーン
震えた指で、インターホンを鳴らした。
しょう
ガチャ、と玄関の鍵が開く音がした。 ゆっくりとドアが開くと、睦月が顔を覗かせた。
しょう
睦月
しょうの姿を見ると、睦月は弱々しく笑った。目の下にクマができている。血色もあまり良くないように見えた。
しょう
睦月
そう言ってはにかんだ睦月の笑顔に、胸が締め付けられた。
睦月
しょう
しょうは睦月に招かれるまま家に上がった
ブラインドカーテンを締め切った睦月の部屋は薄暗く、どんよりとした空気が漂っている。
睦月
少し照れくさそうに鼻をかいた。
しょう
睦月
しょう
睦月
少しの沈黙が流れる。
しょう
睦月
しょう
睦月
睦月
睦月
しょう
睦月
一呼吸おいて睦月は話し始めた。
睦月
しょう
睦月
しょう
睦月
しょう
睦月
睦月
睦月
睦月
睦月
睦月
しょう
睦月
睦月
睦月
睦月
睦月
睦月
しょう
睦月からの告白に、しょうは言葉を失った
睦月の気持ちにどう答えていいのかが、全くもってわからなかったからだ。
睦月
睦月
睦月
しょう
しょうはまだ答えが見つからなかった。睦月は大事な友達だ。しかし、その友達から向けられている感情が友愛ではなく性愛だというのだから、しょうはとても困惑している。
俯いてベットに座るしょうに、睦月が身体を寄せてきた。
睦月
睦月の体温が伝わってくる。シャンプーの匂いが鼻をくすぐった。
睦月
しょう
頬を紅潮させ、すがるようにコチラを見つめる睦月の潤んだ目に、しょうの体は動けなくなった。
睦月
睦月の柔らかい唇が、しょうの唇と重なった。
睦月
睦月
恥ずかしそうに微笑む睦月を、しょうはただ茫然と見つめていた。
しょうの心の中はぐちゃぐちゃで、筆舌に尽くしがたい感情が渦巻いていた。
睦月
睦月
しょう
睦月
睦月
睦月
睦月
睦月そう言って、しょうを後ろから抱きしめた。しょうは睦月の華奢な身体を拒めなかった。