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あまりに大声を出して言う事を聞かなかった心は応接室に放り込まれる
心は、目の前に座る渚の足元に、崩れ落ちるように膝をついた。プライドなんか、もうどうでもいい
心
渚
心
心は、渚の膝に縋り付き、子供のようにオロオロと声を上げて泣いた。あの日、渚が流した涙の数倍もの涙を流しながら
惨めだ。でも、これでいい。 俺があの日、渚の心を殺したんだ。 だから、俺の心も、体も、人生も、全部渚に差し出す。 それでお前が戻ってきてくれるなら
泣きじゃくる心の頭に、ふっと柔らかい手が触れた。かつてと同じ、優しい感触。心が希望に満ちた顔で顔を上げると、そこには――
渚
渚は微笑んでいた。けれど、その瞳の奥には、かつての慈愛など欠片もなかった。代わりに宿っているのは、ドロリとした熱を孕んだ、底なしの狂気だ
心
渚
渚は、心の涙を指先で優しく拭いながら、耳元で毒を流し込むように囁いた
渚
心はその「目」を見て、身体が震えた。そこに映っているのは、自分への愛ではなく、徹底的な執着。一度捕まったら二度と出られない、美しい檻だ
心
渚
心
渚
渚は満足げに、心の首筋に深く指を食い込ませた。心は、自分が永遠に「踏みにじられる側」になったことを理解する。でも、その絶望的な支配にさえ、歪んだ悦びを感じていた
渚の心情 『許してあげる』なんて、嘘だよ。 あの日、僕の人生をめちゃくちゃにして捨てた君を、簡単に許すわけないじゃないか。 一生かけて、君のすべてを使い果たして、ボロボロにしてあげる。 ……楽しみだね、心。
渚
空白の3年間の証拠 渚は机の引き出しから、一冊のボロボロになったスケッチブックを取り出し、心の前に放り投げた。そこには、18歳のあの日から、渚が日本を離れるまでの記録がびっしりと描かれていた
ページをめくる心の指が震える。そこには、泣き腫らした顔の自画像や、真っ黒に塗りつぶされた心の似顔絵。そして、血が滲んだような文字で書かれたメッセージが並んでいた
『心が「死ね」って言ったら、僕は本当に死ぬんだろうな』 『愛してるって言われるたびに、心の顔が見たくて苦しい。でももう、心は僕をいらないって言った』 『番号を変える。家を捨てる。そうしないと、また心のところへ戻ってしまうから』
心
渚
心
渚
渚
渚
心から受け取ったスマホを、渚は迷いなく床に叩きつけ、踵で踏み砕いた。かつて渚がSIMカードを切った時と同じ、無慈悲な破壊
渚
心
渚
渚は、絶望に目を見開く心の頬を、愛おしそうに撫でる。その指先が、ゾッとするほど冷たい