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セカイの隅で、咲希は膝を抱えていた
咲希
咲希
ルカの言葉は、まるで鋭いメスのように彰人の心を暴き出した
彼がナイトコードを「光から逃げるための繭」にしているのなら、その繭を壊すのが本当の友情なのか、それとも、彼が羽化するまで、あるいは一生その繭を守り抜くのが愛なのか
咲希
咲希にとって「友達」とは、共に笑い、共に歩む存在
相手の「逃げ場所」を奪うような残酷な選択肢は、彼女の辞書にはなかった
カイト
不意に影が落ちる
咲希
カイト
カイト
咲希
咲希
カイト
カイトは皮肉げに口角を上げたが、その瞳にはどこか寂寥感が漂っていた
カイト
カイト
カイト
カイト
カイト
カイトの言葉に咲希は、しばらくの間、静かに目を閉じていた
そして、かつて彰人がまふゆに言った言葉を思い出す
彰人
まふゆも、類も、そして咲希自身もナイトコードという居場所があったから、帰る場所があったから前に踏み出すことができた
カイトの言う通り、彰人はいつか壊れるかもしれない
でも、もし今ここで真実を突きつければ、彰人は「自分は仲間に依存している情けない奴だ」という自己嫌悪に押し潰され、自分からこの居場所を捨ててしまうだろう
そうなれば、彼は本当に独りになってしまう
咲希
咲希はゆっくりと立ち上がり、スマホを胸に抱きしめた
咲希
咲希
咲希
カイト
カイトはそれだけ言い残し、セカイの廃墟の奥へと消えていった
翌日のナイトコード
咲希
咲希は、いつも通りの、いや、いつも以上に明るい声で彰人に語りかけた
彰人
画面越しの彰人は、少しだけ驚いたように、けれど安心したように応える
咲希は知っている。今の彰人が、この「明るさ」にどれほど救われ、同時にどれほど縛られているかを
でも、彼女は笑い続けることに決めた
いつか彼が「夜」から這い上がるその日まで、自分が彼の唯一の、消えない「太陽」であり続けるために
類
類
ルカ
その様子をセカイから眺めていたルカが、面白そうに呟いた
カイト
カイト
カイトは冷たく突き放すように言った
しかし言葉とは裏腹に絡まった二つのマリオネットを彼は慈しむように、そして悲しく抱えていた