テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
et
広いベッドに横になって、
もう二度と戻らない記憶を愛おしく思っていた。
et
私は原因不明の病気で、
記憶が少しずつかけていってしまうという病気になっていた。
消えてしまった記憶はもう戻らない。
そんな現実を受け止めることは出来なかった。
もうその記憶のほぼ全てが消えてしまっていた。
この広い広い世界のどこかに。
et
1番辛かったのは、親友のことを忘れてしまったことだ。
幸い、思い出は残っているが、
声も、顔も、何もかも親友に関することは覚えていなかった。
毎日誰かが思い出してもらおうと、私の家に来るのだが、
誰も思い出すことはなかった。
ガチャ……、(玄関ドア
et
ふと体を起こして、涙を拭い、「誰か」を待った。
???
???
ドアの向こうから聞こえてくる声は、少しくもっていた。
私がドアを開けると、どこか懐かしい二人の姿があった。
na
rn
na
na
et
rn
なんだか、どうしても、親友のことを話さなくてはいけないような気がした。
et
na
et
rn
et
et
et
et
et
その話をしたあと、二人の目がパッと開かれたような気がした。
na
rn
et
et
na
rn
et
na
rn
et
私が二人に顔を向けると、二人ともにっこりと笑っていた。
コメント
6件
ゑ 読み切りだったの !? na さ ~ ん rn さ ~ ん 😭 et さんも本当はしんどいよね …
飽き性過ぎて続きをほぼ出せない私が思いついた読切。((