悟
部屋、入るぞ
恵
はい…(ハァハァハァ
ガチャ
悟
恵って意外と綺麗好きなんだな
恵
はぁ…そ、そうでも無いですよ…(ハァ
悟
そんなことより、まずいねこの状況
悟
俺も恵も今は抑制剤を持っていない
悟
どうするか、恵
恵
ど、どうするって…(ハァ
恵
わ、分かりませんよ…
悟
このまま静かに寝ているか
悟
僕とヤって発情期を落ち着かせるか
悟
でも恵は医者にある事を言われていただろう
悟
『発情期は月に1回だが、』
悟
『来る度に発情期は悪化していく』
悟
『限界に達した場合は』
悟
『死に至ると』とな
そう、恵は医者に宣告されていた。 『段々と発情期は悪化していく。 限界に達した場合は死に至る。』と。 恵はその事を知られないように黙っていたのだ。
恵
え…どうして知ってるんですか…(ハァ
悟
僕、最強だから気配で分かっちゃうんだよねえ
悟
どうして言わなかった
恵
先生に迷惑がかかるかと…(ハァハァ
悟
言っただろ。俺を頼れと
恵
す、すいません…(ハァハァハァ
悟
とりあえず、今はゆっくりと休め
悟
まだ1回目の発情期なら症状もそこまで苦痛ではないだろう
悟
だけど、数ヶ月後、数年後には周りを巻き込む可能性があるかもしれない
悟
発情期が来たら俺を呼べ
悟
あ、こいつ置いておくよ
ボンッ っと呪霊が現れた
悟
こいつは上手く僕が呪文かけといたから襲う心配もない。
悟
こいつが俺とお前の連絡を伝達してくれる
悟
手紙とかなんか渡して僕に届けてね
恵
わ、分かりました…(ハァハァ