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描きたくなったので書いてみました ♡10いかなかったら消します(多分
緑黄
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異世界パロ
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薄暗い路地裏
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手元に届いた羊皮紙の依頼書を俺は魔術の火で焼き捨てた
ターゲットの名前はみこと この国の第二皇子
命令は「「懐に潜り込み確実に始末せよ」」と言うものだ
裏社会で恐れられている俺にとって 高貴な世間知らずを一人消すなど造作もない仕事
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距離を縮めるのはとても簡単だった
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みことは優しく、あまりにも無警戒に 一介の兵士に過ぎない俺を側に置いた
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日が暮れるまでくだらない世間話をしたり
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彼の淹れてくれた紅茶を共に飲んだりした
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それなのに彼の笑顔を見るたびに 俺の心は激しく揺さぶられた
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かつて燃え盛る故郷で俺が手を話してしまった 俺の全てだった幼なじみ
まさか、王家だったとは
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目の前にいるターゲットは、俺がずっと探し求めてた この世で最も愛する人だった
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みことが不思議そうに俺の顔を覗き込む
その瞳にはかつて俺を
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数日後_
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俺は素性を偽り皇子の身辺警護を務める近衛兵として王宮へ潜入した
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豪奢な執務室で初めて対面したその皇子は 酷く儚げでどこか退屈そうな瞳をしていた
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鈴の鳴るような細い声
その瞬間、胸の奥が妙にざわついた
だが、俺はすぐにそれを冷徹な仮面で覆い隠す
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好都合だ
これならいつでもその細い首をへし折れる
暗殺の機会は何度もあった
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なのに俺の短剣はいつもあと一歩のところで躊躇した
なぜだ
早く殺して、いつも通り冷酷に仕事を終わらせばいい
そんなある夜、月が見える綺麗な海沿いで
みことがぽつりと言った
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心臓が跳ねるように脈打った
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みことは寂しそうに微笑み、俺の目を真っ直ぐに見つめた
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頭を強く殴られたような衝撃が走った
記憶の濁流が、一気に脳内を駆け巡る
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そうだ
と呼んで追いかけてきたあの頃の少年の面影が確かに残っていた
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気づけば俺の右手は懐の短剣に伸びていた
だがもう刃を抜くことなんてできない
俺は殺し屋
依頼は絶対
裏切れば俺だけでなくみこちゃんの命も別の刺客に狙われることになる
だけど俺に殺せるわけが無い
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みこちゃんが心配そうに俺の頬に手を伸ばす
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その温もりが心地よくて同時にあまりにも切なくて 俺は静かに目を伏せた
再会という名の残酷な運命の悪戯
愛する人を殺すか
それとも組織を裏切って二人で地獄に堕ちるか
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月明かりに照らされたみこちゃんの笑顔を見つめながら
俺は心の中で静かに決断を下そうとしていた
コメント
1件
読了しました。1話でここまでの重さを詰められるのはすごいです……。 幼なじみがまさかターゲットで、しかもお互いに忘れてなかったとか胸が痛すぎるよ。 暗殺者としての使命と、ずっと探してた愛しい存在が重なるラストの静かな緊張感がとても好きです。 みこちゃんの無垢な笑顔が逆に切なくて震えました。続きが気になります……!